お菓子について
主菓子のいただき方
干菓子のいただき方
主菓子(おもがし)
薯蕷饅頭、きんとん、餅菓子などのほか、季節により花見団子や月見団子、粽、水無月などの生のお菓子を使います。
干菓子(ひがし)
落雁、煎餅、有平糖などの乾いたお菓子です。
器
縁高(ふちだか)
主菓子を盛る重箱形の器です。蓋の上に水で清めた黒文字を客の人数分のせます。客は黒文字一本を使って菓子をいただきます。

鉢(はち)類
懐石の盛込鉢が明治以降に始まった大寄せの茶会が盛んになるにつれ、主菓子用として薄茶の席で使われるようになりました。陶磁器やガラス製など各種あります。菓子を盛る場合、多くは色絵など陶磁器の鉢を使い、黒文字製の箸を添えます。

干菓子器(ひがしき)
干菓子を盛る器の総称で、漆器や木地、金属製などの材質や形がさまざまあります。2~3種の干菓子を客の人数よりも多目に盛って客に出します。客は手で自分の懐紙に取っていただきます。

黒文字(くろもじ)
菓子楊枝として使われるもので、クスノキ科の黒文字という木の枝を削って作られているところから付いた名前です。用途に応じて長さが違うものを使います。