被災地代表御礼ご挨拶、追悼文 今日庵・淡交会総本部

被災地代表御礼ご挨拶

ご挨拶

 被災地の同門社中を代表し、一言ご挨拶申し上げます。
昨年三月十一日に発生した東日本大震災は各地に言い尽くせない被害をもたらしました。
ご宗家にはいち早く対策本部を立ち上げていただき、被災地の会員一人ひとりに温かい支援の手を差し伸べていただきました。復興の道筋も見えなかった当時の私たちにとって、茶の縁で結ばれた全国の同門社中からの励ましは万感胸に迫る思いでした。現在も多くの方々が被災地を思い、復興支援にご尽力いただいていることに、支部内各地から感謝の声がたえません。
ご厚志の各位に直接ご挨拶申し上げますのが本来ではございますが、まずは略儀ながら、被災地の支部役員・会員を代表し、紙上をもちまして厚く御礼申し上げます。
(淡交タイムス平成24年4月号より)


追悼 裏千家今日庵・淡交会総本部

追悼

 東日本大震災でお亡くなりになられた淡交会会員各位の御魂に謹んで哀悼の意を表します。
また、今なお多くの方が悲しみと苦しみの中にあることに衷心よりお見舞い申し上げます。
 かつての戦争と同様、震災の記憶は決して拭いされないものと存じます。
そのような苦難の中にあって、被災地の方は自らの足で新たな一歩を踏みだされようとされています。
 震災直後より全国の同門社中、有志の方から多くの義援金をお寄せいただきました。また、被災地において様々な復興支援に取り組まれているご報告を承っております。
 犠牲者の御魂の平安と、一日も早い復興を祈念申し上げますとともに、今後とも皆さまと手をとり合い、豊かな地域社会をとり戻すお手伝いをさせていただければと存じます。
(淡交タイムス平成24年4月号より)

裏千家今日庵
裏千家淡交会総本部