アソシエーションだより

裏千家インターナショナルアソシエーション(UIA)2016年UIA茶道総合セミナー

平成28年9月10日(土)、11日(日)の2日間、茶道会館および裏千家学園を会場として、UIA茶道総合セミナーが開催されました。
 裏千家インターナショナルアソシエーションでは、会員の研修として「研究会」と「茶道総合セミナー」を適宜開催しています。今回は全国から18名の会員が受講しました。

開講式に続き、受講者は英語で自己紹介を行いました。午前中には、ランディ・チャネル宗榮氏を講師に迎え、「茶の湯の魅力」と題した講義、大徳寺聚光院拝観ならびに利休居士墓参が行われました。

自己紹介
ランディ・チャネル講師による講義
大徳寺聚光院拝観

午後には、裏千家学園外国人研修コースで学ぶ留学生(みどり会)による海外での活動紹介に続き、みどり会生を交えてのグループディスカッションが行われました。今回のセミナーでは、プレゼンテーションのテーマがグループごとに設定され、翌日のプレゼンテーション実習に向けて、伝え方や重要なポイントなどが念入りに話し合われました。

みどり会生による活動紹介

グループディスカッション

ディスカッションの後には関根秀治裏千家事務総長による講義が行われました。
 「東洋的な心と一盌からピースフルネスを」と題し、陰陽五行と茶道の関連性などを取り上げて解説されました。

セミナー2日目はディスカッションからスタート。プレゼンテーションに向けて最終の話し合いが行われました。
 ディスカッションの後は、立礼と畳の形式でそれぞれ2グループずつのプレゼンテーション実習が始まりました。「ジャパン・フェスティバルでの茶道紹介」や「小学校での子供向け茶道紹介」など、それぞれ異なったシチュエーションを想定してプレゼンテーションが行われました。内容を受けて、各講師より様々な視点からのアドバイスがなされました。
 具体的な場面設定のもとでの実習は、実践に近い形で体験できて勉強になったという声が多く寄せられました。

プレゼンテーション

初日の夕刻には、ANAクラウンプラザホテル京都にて懇親夕食会が開催されました。
会員同士だけでなく、セミナー講師やみどり会生とも親睦が深められました。