第34回ひな祭り茶会

学校茶道

令和5年2月28日(火)、京都市左京区の下鴨茶寮において第34回ひな祭り茶会を、感染症対策を万全のうえ3年振りに開催しました。

このひな祭り茶会は、下鴨茶寮先々代女将の佐治政子様が戦争でひな祭りをお祝いできなかったご経験から、若い世代にひな祭りを楽しんでもらうとともに日本文化を継承していって欲しいとの思いでご発案、当研究会へお声掛けいただいたことにはじまります。その後、現主人の小山薫堂様へその思いが引き継がれています。

今年は学校茶道に熱心に取り組まれている京都きらら学園 年長児(15名)の皆さんをお客様に迎え、裏千家学生茶道研究会加盟大学の男子学生の点前で招待園児と先生方、加盟大学の女子学生をもてなしました。

園児にクイズを出す学生

私たち裏千家学生茶道研究会は、現在、京都を中心とした19大学が加盟しており、茶道に対する学術研究と会員同士の交流・親睦を図ることを目的に活動しております。

この度3年振りのひな祭り茶会のテーマを「黎明(れいめい)」とし、コロナ禍以降初の開催となる今茶会を夜明けに例え、制限がある中でもお越しいただいた皆さんに楽しんでもらえるよう、準備を進めました。 無事、終えることができましたこと、裏千家の業躰先生・総本部の皆様、下鴨茶寮様、京都きらら学園の皆様に感謝いたしますとともに、今回経験したことを今後の活動に繋げてまいります。