芦屋・滴翠美術館の名品―山口吉郎兵衛コレクション
兵庫県芦屋市にある滴翠美術館は、大阪財界で活躍した山口吉郎兵衛が収集した美術コレクション約2,500点を収蔵、公開している美術館です。旧山口銀行(合併により三和銀行、三菱UFJ銀行へ)の頭取として活躍した吉郎兵衛は、引退後に京焼などの茶道具やかるた、人形を熱心に研究し、約20年にわたって収集を行いました。吉郎兵衛の没後、昭和43年(1968)に夫人が住宅の一部を滴翠美術館として開放し、遺愛の美術コレクションを公開しました。本展覧会は、コレクションのうち、約70点の名品を京都の地にて紹介する初めての展覧会です。京焼をはじめ、関西の希少な茶陶、天正カルタなどの珍しいカルタ類など、滴翠美術館ならではの魅力溢れる作品をご紹介いたします。
主な展示作品
![]() 重要文化財 扇面鳥兜螺鈿蒔絵料紙箱 伝本阿弥光悦作 滴翠美術館蔵 撮影:田口葉子 ※展示期間1月7日~2月8日 |
![]() 桐木地蔦檜扇蒔絵茶箱一式 滴翠美術館蔵 撮影:田口葉子 ※展示期間1月7日~2月8日 |
![]() 褐釉長茶入 銘 しらね 「仁清」在印 滴翠美術館蔵 撮影:田口葉子 |
![]() 七福神香合 仁阿弥道八作 撮影:田口葉子 |
![]() 色絵百人一首文向付 尾形乾山作 滴翠美術館蔵 撮影:田口葉子 |
![]() うんすんかるた 撮影:田口葉子 |
関連イベント
芦屋ゆかりのお菓子で楽しむ呈茶とギャラリーツアー
日 時 = 2月19日(木)、25日(水)
①10時~ ②14時40分(各90分)
定 員 = 各回20名
参加費用 = 2,000円(入館料・呈茶代含む、税込み)
呈茶の後、「滴翠美術館名品にみる懐石の器」についての特別解説と、ギャラリーツアーを行います。
(日本調理科学会近畿支部食文化分科会協力)
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