令和5年裏千家十五代鵬雲斎百寿記念特別展
「鵬雲斎の百年」

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 裏千家十五代家元・鵬雲斎千玄室(1923-)は、本年 4 月 19 日で満百歳を迎えます。本展は鵬雲斎の百寿を記念して開催するもので、大正・昭和・平成・令和にわたる百年の歩みを振り返ります。
 鵬雲斎は幼名を政興といい、十四代家元・無限斎の長男として生まれました。20 歳を迎える頃には太平洋戦争による学徒出陣のため、海軍に入隊。特攻隊に入りますが、出撃命令は出ないままに終戦を迎えます。終戦後は茶道を通した世界平和への貢献に大いなる使命を抱き、「一盌からピースフルネスを」の理念を提唱して世界各国をめぐり、精力的に活動します。本展では鵬雲斎筆の書画や手造りの作品、好みの茶道具をはじめ、関連資料等を紹介することでその軌跡をご覧いただきます。


主な展示作品  ※作品リストはこちら

紫鳳凰文茶碗 鵬雲斎好 永樂即全作
紫綬褒章受章記念 今日庵蔵
撮影:渡辺康文
大樋焼 白釉「和寿」文字文茶碗
鵬雲斎作 今日庵蔵
撮影:小笠原敏孝
牡丹唐草文黒中棗 鵬雲斎好
十四代飛来一閑作 今日庵蔵
撮影:渡辺康文
鳳凰蒔絵黒平棗 鵬雲斎好
十一代中村宗哲作 今日庵蔵
撮影:渡辺康文
竹茶杓 銘千石 鵬雲斎作
茶道資料館蔵 撮影:竹前朗
赤楽水指 鵬雲斎作 今日庵蔵
鯉桶香合 円能斎好 三木表悦作
茶道資料館蔵
雲浪釜 鵬雲斎好 十三代宮﨑寒雉作
仙叟三百年忌記念 今日庵蔵