亀山神社献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

令和4年6月19日(日)、広島県呉市の亀山神社において、千 宗史若宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。

同社は、筑紫国宇佐(現在の大分県宇佐市)に鎮座していた八幡神が大宝3年(703)に宮原村字亀山(現在の呉市入船山記念公園)へ遷座したことが起りと伝えられ、古くから呉の氏神様として尊崇されています。明治19年(1886)、海軍鎮守府の設置に伴い、呉湾を一望する現在の地に移されました。

午前10時、若宗匠は本殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

献茶式終了後、参道脇において若宗匠による記念植樹が行われました。
昭和58年の同日、千 宗室家元(当時若宗匠)も同社において献茶式を奉仕。その際、今日庵呉道場に植樹された銀杏の木がこの度の献茶式に併せて境内へ移植されました。

なお、前日には献茶式の記念茶会として、呉支部担当の濃茶席(於 今日庵呉道場)と薄茶席(於 呉阪急ホテル皇城の間)が設けられました。