太平山三吉神社献茶式

献茶式

― 千 宗室家元奉仕 ―

 令和6年5月25日(土)、秋田県秋田市の太平山三吉神社総本宮において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。

 同社は、天武天皇の白鳳2年(673年)5月、役行者小角の創建と伝えられ、延暦20年(801年) 坂上田村麻呂将軍の東夷征討の際、戦勝を祈願して堂宇が建立されました。
 薬師の峰・修験の山としての古くからの「太平山信仰」に、力の神・勝負の神を崇める「三吉信仰」が重なり、累代秋田藩主佐竹公からの崇敬が篤く、また戊辰戦争では奥羽鎮撫総督 九條道孝公に祈願されるなど、古来より勝利成功・事業繁栄の霊験高い守護神として広く崇敬を受けています。

 午後1時30分、家元は幣殿に進まれ、点前座に着座。献炭の儀に続いて濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 当日は、淡交会東北のつどいが開催されました。