魚津支部創立60周年記念大会

地区支部行事

 令和5年10月15日(日)、富山県魚津市において淡交会魚津支部創立60周年記念大会が開催され、千 玄室大宗匠が出席されました(主催:魚津支部 大澤範洋支部長)。
 来賓として富山県知事の新田八朗氏(富山支部支部長)、魚津市長の村椿 晃氏(魚津支部顧問)、滑川市長の水野達夫氏、衆議院議員の橘 慶一郎氏(高岡支部名誉支部長)、上田英俊氏、北陸地区地区長の小田禎彦氏(淡交会参事・石川支部支部長)など、淡交会北陸地区内の各支部役員、同門社中、県内各種関係団体より約530名が集いました。
 魚津支部は、当初、富山支部の中で活動し地理的な面から独立の機運が高まり昭和38年に支部発会式を挙行しました。以来、地域文化発展のための牽引役として地域に根差した活動を続けています。

◇式典
 午後2時より、新川文化ホールにて開催。
 開会にあたり、大澤範洋支部長より主催者挨拶。続いて大宗匠、新田知事、村椿市長、小田地区長より祝辞がありました。

大澤支部長 挨拶
新田知事 祝辞
村椿市長 祝辞
小田地区長 祝辞

 続いて、大宗匠より淡交フェローの授与、大澤支部長より支部の運営と充実・発展に尽力された功労者への表彰が行われました。

淡交フェロー
功労者表彰

◇記念講演
 続いての記念講演には、会員に加え600名以上の一般市民の方々の来場があり、はじめに原 英高 魚津支部副支部長の主催者挨拶がありました。
 登壇された大宗匠は自身の戦争体験振り返り「人間は欲深く、2人以上居ればぶつかり合うものです。お茶は正面を避けていただきますが、自身が半歩下がることにより己を顧みる機会を作り、謙虚になることを言わずとも教えます。『平和』という言葉を使わなくても良い世の中になるよう願っております」と語られました。

原 副支部長 挨拶
青山宗淑 魚津支部幹事長 謝辞

◇祝賀会
 午後5時30分より、ホテルグランミラージュにて祝賀会を開催。魚津せり込み蝶六保存会による歓迎の演舞で開宴し、大澤支部長の主催者挨拶、大宗匠、上田衆議院議員による祝辞に続き、北日本新聞社代表取締役社長の蒲地 誠氏より乾杯の発声がありました。

『魚津せり込み蝶六』
上田議員 祝辞
蒲地氏 乾杯の発声

 和やかな雰囲気で会が進み、在田吉保 高岡支部支部長(淡交会参事)による中締めでお開きとなりました。

在田支部長による中締め

◇茶会
 大会に際して、同会場にて一般市民を対象とした呈茶席(魚津支部担当)、会員対象の薄茶席(魚津支部担当)が設けられ参加者は心づくしの一碗を楽しみました。
 また、翌日にはホテルグランミラージュ「翠松庵」にて薄茶席が設けられました。

【薄茶席】魚津支部担当

 大会前には、大宗匠は魚津出身で参禅の兄弟子である盛永宗興老師、戦友の原 菊男氏(元魚津支部顧問)の墓参をされました。

盛永宗興老師 墓参
原 菊男氏 墓参

 翌日には富山縣護國神社献茶式・森丘哲四郎命歌碑除幕式が執り行われました。