令和5・6年度 青年部表彰・青年部会員特別表彰 受賞青年部・受賞者発表
淡交会青年部の表彰は、2年に一度の役員改選期に行われています。青年部表彰、青年部会員特別表彰の発表並びに表彰は、令和6年11月30日(土)開催の淡交会青年部第63回全国代表者会議(於:ANAクラウンプラザホテル京都)席上で執り行われました。
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【青年部会員特別表彰】〈運営・活動の部〉
令和5年・6年度において、青年部活動(全国委員会・ブロックでの活動を含む)に顕著な功績を挙げた青年部現役会員としてブロックから推薦を受けた6名がエントリー。内、3名が受賞候補者としてノミネート。
受賞者1名の発表があり、家元から表彰状と副賞が授与されました。
受賞者
・辻 史郎さん(北九州青年部)
令和2年に青年部と役員のホームページ(HP)を自らが作成したほか、総本部からのGoogleアカウント配付以前から「ペーパーレス」を目指して、青年部内のICT化を推進した。今期も継続して取り組み、データ資料の取り纏めや管理方法などのICT環境の改善を行い、事務作業の軽減にも貢献。また、支部HPの新入会問い合わせフォームを改良し、支部からも分かりやすいと評価を得ている。ICT活用が滞ることがないよう、後輩会員へはGoogle講座を、支部HP運営班へは運用説明会を開催し、ICT担当者の育成と理解促進を図っている。
【青年部表彰】
令和5年・6年度の青年部活動について1ブロック・24青年部がエントリー。その中から活動が顕著であると認められる1ブロック・12青年部がノミネートされていました。
優秀青年部・優良青年部の発表があり、家元から表彰楯と副賞が授与されました。
優秀青年部
・九州ブロック
会員数の少ない青年部や離島の青年部に寄り添い、近隣青年部を巻き込んで行事開催をサポートすることで会員増加、活性化につなげた。また、復興支援活動やブロック公式ホームページの充実、バイフォー研修の開催などブロックがリーダーシップを発揮して積極的に取り組み、ブロック全体の一体感を醸成した。さらに今期の集大成として、ブロック内の全青年部が一丸となって青年部表彰に取り組むプロジェクトを展開。成果と課題の検証、来期への引き継ぎ等、本表彰に取り組むことの意義を共有することで各青年部の機運向上につなげ、ブロック並びにブロック内14青年部がエントリーを果たした。
・京都北青年部
令和6年度に17名もの卒業生を迎えることを「2024年問題」と捉え、会員増強のため青年部紹介パンフレットを研究会会場や親先生の稽古場などに置いてもらうとともに会員が各々の社中で青年部の魅力を伝える努力を意識し実践。また、会員が楽しみながら学び、交流を深める行事を親支部の力も借りながら企画・開催し、これまで以上に会員間の親睦を深められるよう工夫した。これらの取り組みにより、行事参加率向上、卒業以外の退会者減少、会員数の増加(令和5年は新入会24名・卒業以外の退会者0名、令和6年は新入会13名・卒業以外の退会者1名)につなげた。
優良青年部
・相模青年部
会員数の維持・拡大のためにICTの強化を図り、親支部へのICTの協力や他青年部も参加可能なハイブリッド形式の教養講座を多く開催した。また、今までに培った知見を他青年部と共有しICTの底上げを図るなど、会員数が多くはない中、その推進に特化した活動を行い、情報の共有と事務負担の分散・軽減につなげた。
・三重南青年部
親支部の厚い指導の下、三重北青年部と連携して、昭和31年より続く伊勢神宮献茶式での拝服席に毎年協力した他、昨年度はコロナ禍での案内、誘導方法を工夫、事前準備を入念に行い、スムーズな運営に貢献した。また、数年後の設立70周年を見据えたプレ行事として教養講座や勉強会、交流行事を実施し、三重北青年部とともに機運を高めた。その他、県や地元青年団体主催のこども茶道教室などの活動、支部行事等での活動紹介を通して親支部・学校茶道連絡協議会の理解・共感を深め、大学生ら25歳以下の会員数増加(令和5年は会員数の1割以下、令和6年は2割)につなげた。
・博多青年部
令和6~7年度に迎える卒業による会員減少を見据え、「目指せ!会員数100人」を合言葉に対策を検討、青年部独自で作成したチラシや動画で親支部・社中にも働きかけ広く入会を呼びかけることで、新入会員増加(令和6年18名)を実現した。気軽に会員同士が交流できるイベントを多数開催することで行事参加のハードルを下げるとともに、青年部OB・OGの参加で青年部の魅力、楽しさを伝えてもらい、青年部への定着を図った。さらに、Googleサイトを活用しての行事案内、時間を区切っての参加や当日欠席でもネットで参加できるクイズや抽選等の企画により、行事参加率を向上させた。また、役員とは別に運営に参画して活動を盛り上げる「青年部スペシャルサポーター(SSS)」という役を設けることで、青年部歴の浅い会員を中心に活躍の場を作り、リーダー育成につなげた。
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