茶道資料館 展覧会

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令和7年春季特別展

六閑斎三百回忌・認得斎二百回忌

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令和7年は、裏千家六代・六閑斎(1694~1726)の三百回忌、さらに十代・認得斎(1770~1826)の二百回忌にあたります。
五代・不休斎の早逝に伴って家督を継いだ六閑斎は、表千家六代・覚々斎(1678~1730)について茶道修行に精励しました。三十三年の短い生涯にもかかわらず、卓越した美意識を発揮し、老成した茶味のある手造りの茶道具、好み物などを生み出しました。
また認得斎は、九代・不見斎から二十一歳で皆伝を受け、三十二歳で家督を継承しました。大名家への出仕のみならず、各地の商人とも深く交わり、裏千家の発展に尽くしました。勤勉かつ厳格な人格であったと伝えられる一方で、文化・文政期の時流を反映した風雅な作品を数多く残しています。
遠忌に際し、両宗匠に関連する書画や茶道具を通してその活動を紹介し、遺徳を偲ぶ展示とします。



主な展示作品

赤茶碗 銘 門外不出 
六閑斎作 今日庵蔵
黒茶碗 銘 小倉山 
六閑斎作
桶形水指 認得斎作
今日庵蔵
庭前梅木香合 認得斎好
茶道資料館蔵