平成30年 春季特別展

  むしあげ
~岡山に花開いた京の焼物~

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 「日本一清楚」とも評される虫明焼。京焼の流れを汲む焼物と言われ、備前焼とともに、岡山を代表する焼物として知られてきました。虫明焼の優れた茶道具が生み出された背景には、岡山藩の筆頭家老、伊木家14代目の当主である三猿斎(忠澄)と裏千家11代家元、玄々斎の交流がありました。三猿斎は虫明の地で茶道具を制作するため、京焼の陶工、初代清風与平と真葛香山を呼び寄せています。
 本展では、岡山で花開いた京都の文化がどのように受け継がれてきたかを、その精華である虫明焼、そしてモデルとなった京焼などの紹介を通じてご覧いただきます。

※本展覧会では図録を刊行しています。

 
会期    平成30年3月23日(金) ― 5月27日(日)
開館時間    午前 9 時 30 分 ~ 午後 4 時 30 分(入館は午後 4 時まで)
休館日   月曜日(ただし4月30日は開館)、5月1日(火)
入館料   一般1000円、大学生600円、中高生350円、
小学生以下ならびにメンバーシップ校の方は無料、20名以上団体割引
呈茶   入館者には呈茶があり、抹茶と和菓子をお召し上がりいただいています。
(午前10時~午後4時、無料)

主な展示作品 ※作品リストはこちら

福寿字文引舟水指 三島写角水指 玄々斎好
塗蓋 11代飛来一閑作 今日庵蔵
銹絵雪竹文手鉢 東京国立博物館蔵
Image: TNM Image Archives
銹絵雪月花文茶碗 三つの内「花」
野﨑家塩業歴史館蔵
色絵菊文鉢 初代清風与平作
瀬戸内市教育委員会蔵
染付花唐草文仏手柑鈕合子 初代清風与平作
落雁水指 真葛香山作 伊賀筒茶碗 銘 大天狗
伊木三猿斎作

茶道資料館と表千家北山会館との連携について

 裏千家茶道資料館と表千家北山会館は特別提携を結んでおり、両館で開催される展覧会について、裏千家淡交会会員と表千家同門会会員は、会員証の提示により、相互に入館料の優待割引を受けることができます。
 年間を通じ、茶道資料館の通常展・特別展と、表千家北山会館の常設展・特別展において相互に入館料の優待割引を受けられます。
 ※会員証の提示のない場合は、優待割引を受けられませんのでご注意ください。
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