平成29年 春夏展

やきもの巡り
京都・滋賀編

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中世以降、日本各地に数多くの陶磁窯が誕生しました。中世六古窯をはじめ、日本を代表す る窯業地へと発展した窯から、近世後期の開窯ラッシュ期に築かれた小窯に至るまで、その数は数百にも及ぶと言われています。しかし、現在一般的によく知られている陶磁窯はその内のごく一部です。
そこで、近畿各地において中世から近世後期に生産されたやきものを数多く取り上げ、いわば「ご当地のやきもの」を紹介する展覧会をシリーズ化して開催いたします。
第一回目となる本展では、洗練された意匠と高度な技術により「あこがれの的」であった京都の やきもの、そして、中世からの伝統的な窯や彦根藩の藩窯、京都から陶工を招いた窯など、多彩な魅力を放つ滋賀のやきものを取り上げます。
※展覧会前後期で作品を大幅に入れ替えます。

 
会期    平成29年 4月26日(水)-9月10日(日)
【前期】 4月26日(水)-6月25日(日)
【後期】 7月 5日(水)-9月10日(日)
開館時間    午前 9 時 30 分 ~ 午後 4 時 30 分(入館は午後 4 時まで)
休館日   月曜日(ただし5月1日(月)、7月17日(月・祝)は開館)、7月18日(火)、
展示替期間: 6月26日(月)― 7月4日(火)
入館料   一般700円、大学生400円、中高生300円、
小学生以下ならびにメンバーシップ校の方は無料、20名以上団体割引
呈茶   入館者には呈茶があり、抹茶と和菓子をお召し上がりいただいています。
(午前10時~午後4時、無料)

主な展示作品 

京都 :粟田あわた焼、一方堂いっぽうどう焼、岩倉いわくら焼、御室おむろ焼、乾山けんざん焼、修学院しゅうがくいん焼、御菩薩みぞろ焼、らく焼、他
滋賀 :石部いしべ焼、姥ヶ餅うばがもち焼、河濱かひん焼、湖東ことう焼、湖南こなん焼、信楽しがらき焼、膳所ぜぜ焼、杣山そまやま焼、梅林ばいりん焼、比良ひら焼、他
※前後期合せて約120点

京都
御室焼 色絵金彩花唐草文香炉いろえきんさいはなからくさもんこうろ
野々村仁清作 (前期)
古清水焼 色絵冊子形兎鈕香炉いろえさっしかたうさぎつまみこうろ(後期)
御室焼 黒飴釉長茶入くろあめゆうながちゃいれ 銘鷲の山
野々村仁清作 (後期)
粟田焼 信楽写輪花水指しがらきうつしりんかみずさし
九左衛門作(後期)
滋賀
湖東焼 色絵金彩花鳥文皆具いろえきんさいかちょうもんかいぐ 鳴鳳絵付(前期) 信楽焼 桧垣文蹲花入ひがきもんうづくまるはないれ 銘青苔(後期)
河濱焼 唐津写茶碗からつうつしちゃわん
永樂保全作(後期)
湖東焼 赤絵金彩群仙図茶碗あかえきんさいぐんせんずちゃわん
幸斎絵付(後期)
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