少庵四百年忌記念
「千 少庵」

千 利休亡き後、千家は存続の危機を迎えます。利休の息子の少庵は会津若松の蒲生氏郷のもとへ預けられます。その後、徳川家康や氏郷らの尽力により京都へ帰洛した少庵は、権力と一定の距離を保ってわび茶人に徹しました。
本展では、少庵四百年忌を記念するとともに、少庵が茶の湯の精神を利休から継承し、宗旦へと受け継いでいく様相について考えてみたいと思います。

主な展示作品

消息しょうそく 千 少庵筆 白山はくさん首座宛しゅざあて 今日こんにち庵あん蔵

青井戸茶碗あおいどちゃわん 少庵井戸しょうあんいど　　MIHOMUSEUM蔵

竹たけ一重切花入いちじゅうきりはないれ 千せん少庵作しょうあんさく 三井みつい記念きねん美術館蔵

少庵画像 蘭叔宗秀賛 不審菴蔵 ／ 重要文化財 赤楽茶碗　銘 太郎坊 今日庵蔵 ／ 竹茶杓 銘 ちりふね 千 少庵作 ／
田口釜 銘 桜川 西村道仁作 ／ 青磁人形茶碗 千 少庵所持　藤田美術館蔵
約60点 会期中陳列替をいたします

【連携展示】 　表千家北山会館
「少庵四百年忌 千家二代 少庵ゆかりの茶道具展 －利休の継承とその時代―」

会 期＝平成25年10月19日（土）－　同年12月15日（日）
開館時間＝午前9時30分～午後4時30分
休 館 日＝月曜日
入 館 料＝一般800円
会 場＝表千家北山会館 京都市北区上賀茂桜井町６１
電 話＝075-724-8000
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展覧会期間中の催事

<講演会>
9月7日(土)「少庵の茶道具」　降矢 哲男（茶道資料館学芸員）
10月5日(土）「少庵の生涯」　筒井 紘一（茶道資料館副館長）
会場 裏千家センター1階講堂 いずれも13時30分～15時
電話申込先着100名まで。聴講無料・入館料のみ。

〈茶道資料館コンサート〉

本年は、フルート奏者 津田佐代子氏を中心に、展覧会に合せて開催予定です。
・ 日 時：9月20日（金）開場18時・開演18時半～（約40分）
・ 会 場：裏千家センター1階講堂
　 　 　 　 　 　（入館料のみ。1週間前までに電話またはFAXで予約。先着100名）

～夜間延長のお知らせ～
通常16時半で閉館のところ、コンサート当日のみ展覧会の開館時間を18時20分まで延長し、コンサート終演後も約30分開館いたします。日中お忙しい方は、コンサート日にあわせて展覧会をご鑑賞下さい。

[ 茶道体験コーナー ]
〈初めての方のための茶道体験〉
展覧会期間中のみ初心者の方を対象とした茶道体験コーナーを設けています。
講師による分かりやすい指導のもと、いすに座る立礼(りゅうれい）で点前を行い、挨拶の仕方やお菓子の食べ方、お茶の点て方、飲み方を体験。展覧会での鑑賞と茶道体験を通じて日本の文化を体感してみませんか。
　○10時、11時、13時、14時、15時から1回約１時間12名まで。
　○1週間前迄に要電話予約　入館料のみ