平成24年 秋季特別展

-茶会記にみる茶道具―
姫路藩主 酒井宗雅の茶と交遊

 江戸時代中期の大名茶人・酒井宗雅は36年の短い人生の中で、茶会記『逾好日記』と日次記『玄武日記』を残しています。これらの記録を紐解いてみると、流派にこだわる事なく茶会を楽しみ、茶入の熟覧に心躍らせ、茶道具を手造りする、等身大の宗雅の姿がいきいきと記されています。この度の展覧会では、茶会記・日記に記された茶会、茶道具、茶の湯を通した交遊等をご紹介いたします。

 
会記   平成24年9月29日(土)-11月25日(日)
開館時間    午前 9 時 30 分~午後 4 時 30 分(入館は午後 4 時まで)
休館日   月曜日(但し10月8日、11月12・19日は開館)
10月29日-31日(展示替期間)
入館料   一般800円、淡交会会員600円、大学生500円、中高生300円、
小学生と茶道資料館メンバーシップ校の方は無料
20名以上団体割引
呈茶   展示期間中、入館者には季節の和菓子と抹茶を一服差し上げております(10時~16時。20名以上団体の場合は要電話予約)。
主な作品 大名物 釣花入 松本舟 泉屋博古館分館蔵/中興名物 唐物肩衝茶入 銘富士山 湯木美術館蔵/古備前茶入 銘さび助 滝本坊伝来/中興名物 瀬戸肩衝茶入 銘雪柳 根津美術館蔵/中興名物 瀬戸二見手茶入 銘即色 根津美術館蔵/呉州染付草花文茶碗 銘橘 出光美術館蔵/古銅蟹蓋置 酒井宗雅箱書/呉州有馬筆香合 野村美術館蔵
『茶器名物集(三冊名物記)』写本 大給松平乗邑編著 今日庵文庫蔵

展覧会期間中の催事

講演会
 10月20日(土)「茶会記に見る酒井宗雅の茶道具」
   橘 倫子(茶道資料館学芸員)
会場 裏千家センター1階講堂 13時30分~15時
電話申込先着100名まで。聴講無料・入館料のみ。

〈茶道資料館コンサート〉
本年は、オカリナ奏者の方を中心に、展覧会に合せて4回開催予定です。

10月12日(金) 「 鈴江先子オカリナコンサート 月清千古秋」
           オカリナ奏者 鈴江先子氏
           共演者:チェロ奏者 日野俊介氏

・開場18時・開演18時半~(約40分)
・会場 裏千家センター1階ホール (入館料のみ。1週間前までに電話予約。先着100名)

~夜間延長のお知らせ~
通常16時半で閉館のところ、コンサート当日のみ展覧会の開館時間を18時20分まで延長し、コンサート終演後も約30分開館いたします。日中お忙しい方は、コンサート日にあわせて展覧会をご鑑賞下さい。

※本年度分2月17日、5月11日、7月20日は終了しました。

[ 茶道体験コーナー ]
〈初めての方のための茶道体験〉
展覧会期間中のみ初心者の方を対象とした茶道体験コーナーを設けています。
講師による分かりやすい指導のもと、いすに座る立礼りゅうれいで点前てまえを行い、挨拶の仕方やお菓子の食べ方、お茶の点て方、飲み方を体験。展覧会での鑑賞と茶道体験を通じて日本の文化を体感してみませんか。
 ○10時、11時、13時、14時、15時から1回約1時間12名まで。
 ○1週間前迄に要電話予約 入館料のみ