六閑斎三百回忌・認得斎二百回忌
令和7年は、裏千家六代・六閑斎(1694~1726)の三百回忌、さらに十代・認得斎(1770~1826)の二百回忌にあたります。 五代・不休斎の早逝に伴って家督を継いだ六閑斎は、表千家六代・覚々斎(1678~1730)について茶道修行に精励しました。三十三年の短い生涯にもかかわらず、卓越した美意識を発揮し、老成した茶味のある手造りの茶道具、好み物などを生み出しました。 また認得斎は、九代・不見斎から二十一歳で皆伝を受け、三十二歳で家督を継承しました。大名家への出仕のみならず、各地の商人とも深く交わり、裏千家の発展に尽くしました。勤勉かつ厳格な人格であったと伝えられる一方で、文化・文政期の時流を反映した風雅な作品を数多く残しています。 遠忌に際し、両宗匠に関連する書画や茶道具を通してその活動を紹介し、遺徳を偲ぶ展示とします。
会期 |
令和7年 4月17日(木)~7月13日(日) |
開館時間 | 午前 9 時 30 分~午後 4 時 30 分(入館は午後 4 時まで) |
休館日 | 月曜日、第1、3火曜日(但し5月5日・6日は開館)、5月7日 |
入館料 | 一般1000円、大学生600円、中高生350円 小学生以下ならびにメンバーシップ校の方は無料 |
呈茶 |
一般1,000円(要別途入館料) |
![]() 赤茶碗 銘 門外不出 六閑斎作 今日庵蔵 |
![]() 黒茶碗 銘 小倉山 六閑斎作 |
![]() 桶形水指 認得斎作 今日庵蔵 |
![]() 庭前梅木香合 認得斎好 茶道資料館蔵 |