レッスン風景

ウェスティン都ホテル京都教室


レッスン風景6

 そろそろあたたかくなるのかなぁと思っておりましたが、まだ寒い日が続きます。更好棚(拝見あり)で、立って茶碗を取りにいくお稽古でした。来週で初級の許状をいただくのだと思うと、できるだけ先生からのご指摘がないようにと思うのですが水指の蓋を開け忘れるなど気がはやってしまいます。先生からはまず位置と手順を覚えること、とご指導をいただいておりますので、自宅でも復習できるようにしたいと思います。

胡蝶侘助と雪柳

 茶道のお稽古の日はいつも天気がよかったのですが、最終のお稽古は大雨でした。涙雨かもしれませんねと皆で話しながら、いよいよ半年の入門講座の最終日を迎えました。許状の引継ぎがあるため、許状をそれぞれいただいたあとに、お茶会形式のお稽古でした。茶室に入るときは右足?左足?と右往左往していたころに比べると余裕も出てきたように思いますが、まだ先生の天の声(ささやき)がありませんと心もとなく、手がとまってしまいがちです。

 無事にお茶の道に半歩くらい踏み出せましたので、お忙しい中丁寧にご指導くださった先生方やともに日本の文化を楽しむ仲間とのご縁を大切にして、今後も精進したいと思います。茶道を始める機会をいただきありがとうございました。半年間のつたないレポートではありましたが、少しでも参考になれば幸いです。


レッスン風景5

 15回目は冬のお点前をということで、筒茶碗を用いた扱いをご指導いただきました。筒茶碗の際は、茶巾での茶碗の清め方が異なり、人差し指と中指で茶巾を挟み清めていきます。

 当たり前のことですが、お点前はさまざまなものがあり、まだまだ初級の一部を教えていただいているだけですが、その奥深さの一片を知った気がいたします。

 先生からは「茶道に正解はないですよ」と。伝統を守りながらも進化をしていくというところがこれだけ文化が受け継がれていく理由のように感じました。

 16回目は更好棚のお稽古でした。先週に引き続き筒茶碗の扱いでしたが、茶巾を点前座でたたむというのを新たにお稽古しました。通常の布巾のたたみ方もおぼつかないのに、新しいたたみ方だったものですから、先生にご指導いただきながら進めました。

 本来、筒茶碗は風炉ではなく炉のお点前でお客様にあたたかいお茶を召し上がっていただくというものですが、カリキュラムの都合上、風炉との組合せで稽古しました。

 

 天気もよく、春を感じる陽気になってきました。引き続き更好棚のお稽古でしたが、17回目は久しぶりに畳を狭く使い、にじって茶碗などを取りにいきました。11月のお稽古以来、にじってのお稽古をしていなかったので、にじったあとの器の扱いなどを忘れておりまして、つい手が止まってしまいました。

 器はひなまつりにまつわるものを、軸は先生が上海万博へ行かれた際に寒山寺で購入されたものを拝見しました。先生が海外でのお点前の経験がたくさんおありなので、海外の方に日本文化を楽しんでもらいたいと長年願って茶道を始めた私にとっては、貴重なお話が伺えて、ご縁に感謝しております。

 17回目に引き続き更好棚で、にじってのお稽古でした。いつもは先生が菓子皿を下げてくださっていたのですが、自分たちで下げられるように稽古をつけていただきました。

 今回ご用意していただいた菓子は「此の花」という紅白の金団でした。菓子の正面がわかりますか?と。「うこうさはく(右紅左白)」という日本古来の色の配置をお話していただきました。普段何気なく目にしているものもきちんと決まりがあるということを再認識しました。茶花はひな祭りが近いので、桃を飾っていただきました。このお茶室でのお稽古はあと2回となり少し寂しい気もいたしますが、引き続き頑張りたいと思います。

 


レッスン風景4

 11回目は2024年初稽古ということで、先生に濃茶と薄茶をたてていただき、茶会形式で正月の雰囲気を楽しませていただきました。菓子は花びら餅をいただき、器は正月にちなみ縁起の良いものをご準備いただき、正月を堪能させていただきました。

 今年は能登半島の大地震に火災事故など痛ましいことが多い年明けでしたが、少しでも心穏やかにという先生のご配慮を感じることができ、凛とした無駄のない美しいお点前に、来週からまた頑張ろうと気持ちを新たにしました。

茶花は結び柳、千両、侘助 
軸は松花 伴鶴飛ぶりぶり香合

 雪がちらつく寒い日でしたが、12回目の今日は更好棚でのお稽古(拝見なし)でした。年末にお稽古した丸卓とは道具を飾る位置が異なり、新たに覚えることがいっぱいです。

 今日の夜から明日にかけては雪になるとの予報で冷え冷えとしていましたが、天気はよく、とても空気が澄んでいるように感じました。13回目は年末に一度お稽古した丸卓を用いたお稽古(拝見あり)でした。棚には拝見前に柄杓と柄杓置きを飾り、客付きに回って棗を帛紗で清めていきます。単純なように見えますが、なかなか手がうまく動かなくて苦労しています。

 掛け軸と茶花を拝見した際に、ロウバイが飾ってあり、実家に昔大きなロウバイの木があったものですから、懐かしく、寒い日が続いていましたが少し春の訪れを感じてうれしくなりました。

 14回目のお稽古は更好棚なので丸卓と異なる点を中心に確認しながらのお稽古でした。柄杓・柄杓置き・棗の飾る位置が異なりますが、水指を棚から降ろしてやかんで水を差すというのも大きな違いでした。やかんの扱い方もしっかり持とうとすると右手の指がきれいにそろっていなかったりするので、気を付けたいと思います。

蝋梅

レッスン風景3

 8回目は先週に引き続き、お点前と棗.茶杓の拝見をお稽古しました。先週はにじって茶碗などを取りにいく形でしたが、今日は畳を広く使って、立って取りにいく形でお稽古しました。上座を意識し他のお客様にお尻を向けないような立ち上がり方は、謙虚な気持ちを表すと聞き日本ならではのものだと感じます。棗と茶杓の拝見は全く余裕がなく、いくつか季語を準備して定型文も何度も心の中で唱えながらのお稽古でした。

 9回目は先週に続き立って取りに行く形でお点前をしました。今日の茶花は雪柳と侘助でした。茶花は椿が定番ですが、花が頭から落ちてしまわないように、少しだけ咲いている状態で活けることが多いけれど、わびすけは開いているものを飾り、好まれる方が多いと伺いました。菓子は風花という雪の結晶の焼き印が押してあるかわいらしいお菓子をご用意いただいていたのですが、お菓子と茶杓の銘が重ならないようにするなど、新しい学びがたくさんありました。

 茶道は「亭主と客のコミュニケーション」と学びましたが、お稽古を通じて先生方のお心遣いをひしひしと感じております。

 


 10回目は年内最後のお稽古ということで、掛け軸は「千秋楽」というものをご用意していただきました。茶花は掛け花入だったのですが、いつもの床になく、私を含めほぼ全員が見落としており、意識が足りないと反省しました。今日のお稽古は初めて棚を使ったもので、丸卓のお点前でした。次回のお稽古までお休みが長いので、自宅で復習しようと思います。

 お菓子は「聖夜」というクリスマスを模したもので可愛らしく、12月をお茶で満喫できました。今年もあっという間に過ぎましたが、長年挑戦したいと思っていたお茶のお稽古を始められて有意義でした。来年も少しずつ稽古を重ねて精進したいと思います。


レッスン風景2

 前回は私用でお休みをいただきましたので、久しぶりのお稽古でした。つい先週まで昼間は夏日のような気温でしたが、ぐっと寒くなり、木々の色付きも進んでいるようです。

 今日から柄杓を使用してのお点前が始まりました。復習に加えて柄杓の扱いが増えましたので、先生のご指導にあわせて進めていくのも一苦労です。柄杓はもともと弓師によってつくられたことから、扱いには弓道と関係があることに大変驚きました。

 第6回目も柄杓の扱いの復習を含めたお稽古をしました。先週はお点前の席から近いところに座り、半畳分をにじって(膝行)取りに行く形でお稽古していましたが、今回は立って取りにいく形を学びました。茶道を学ぶ前は、茶道はずっと座っているイメージがあったのですが、立ったり座ったりが多いので、「足腰を鍛えておかないと!」と受講者同士いつも話しています。

 柄杓を扱ってお湯を茶碗に入れる際にたつコポコポという音や茶筅で抹茶を点てるときの音、和の静寂の中にさまざまな音が響いて、癒されています。茶菓子は小倉山という紅葉を模した金団でした。

 すっかり木々が色付き、蹴上駅のあたりは南禅寺永観堂など紅葉の名所が近いことから行き帰りに紅葉を楽しみつつ、今日もお稽古が始まりました。

 第7回目は「少しレベルアップしますよ!」と棗と茶杓の拝見が加わりました。拝見にはお稽古用の定型文があるとのことでしたが、初めてのことですので、定型文を覚えて問答するのに精いっぱいで、先生からは「お茶はコミュニケーションです。必ず相手をみて、しっかりと受け答えをしましょう」とご指導を受けました。また、恥ずかしながら季語を意識することもあまりありませんでしたので、先生にいくつか教えていただき、皆で助け合いながら進めました。

 

 茶道のお稽古を始めてから、普段から何気ない季節の変化などを意識するようになりました。紅葉狩りに良いタイミングでしたので、お稽古の後にはともに茶道を学ぶ4名で少し散策してから帰宅しました。茶道を通じて、共通の興味をもち日本の季節を一緒に楽しめる友人に新しく出会えたことも、とてもありがたく思います。茶花はシャリンバイ・小菊、茶菓子は栗しぐれでした。


レッスン風景1

 ウェスティン都ホテル教室は先日藤井聡太さんが八冠を取られたことから話題にもなった会場でお稽古ができます。少しわくわくしながらも緊張した面持ちで私も含め4名でのお稽古が始まりました。初回はお辞儀の仕方・襖の開け方・襖をあけて茶室へ入り、掛け軸や茶花・花入の拝見の仕方・帛紗の捌き方・お菓子とお茶のいただき方をご指導いただきました。すべてがぎこちないのですが、静寂の和の空間で秋を感じられ、背筋をのばす2時間が心地良いです。

 茶花は秋明菊と秋桐、菓子は丹波路(たんばじ)という栗あんで、大変おいしく、皆で思わずおいしい!と口に出してしまいました。良い緊張感はありながらも先生方は優しく指導してくださり、安心感の中で学ぶことができます。20回でしっかり基礎ができるようにしていきますから安心してくださいと先生方から声をかけていただいて心強く、少しずつ精進していこうと思います。

 

 2回目から割稽古が始まりました。先週に引き続き、まずは足の運び方から注意して入室し、帛紗の捌き方を復習しました。今回は後半に棗・茶杓・茶筅・茶碗の清め方を学びました。帛紗の捌き方もままなりませんが、新しいことを教えていただき、手の位置や少し所作を意識することが、少し普段の生活でも所作を意識し、ものを丁寧に扱うようになっているような気もします。

 3回目も先週の復習を一通りし、いよいよ盆略点前をひとりずつお稽古しました。先週まではお客の席でお茶を点てましたが、今回は一人ずつ亭主の席でお茶を点て、お客に出し、道具をしまうところまで交代で行いましたので覚えることが多くありますが、茶道の世界にまず一歩踏み出せたようでうれしく思いました。お稽古をしていて、先生の所作は道具を丁寧に扱う中に無駄がなく美しくみえて、長い伝統が脈々と受け継がれ、茶道は武道に通じるものと優雅さが重なりあっていて、大変興味深い世界だと感じています。先生から「茶道はしきたりやルールで堅苦しく感じる人も多いけれど楽しむことも大切で、茶道は亭主とお客様、お客様同士のコミュニケーションです」と伺い、このコミュニケーションを存分に楽しめるようにしっかり学びたいと思います。