レッスン風景

ウェスティン都ホテル京都教室


許状授与式

【受講生より】
 ウェスティン都ホテル京都教室「可楽庵」への道が、開講した時の4月と同じ様な暗さ(※モニターさんは19時~に参加)で『半年たったんだなぁ』と思いおこされました。
 9月9日(水)、19回目のお稽古は棚点前。実質、最後のお稽古です。
 皆さん、より集中してお点前をしました。
 この講座が終った後のことについてを先生に説明いただきました。茶道を続ける人もいれば辞める人もいますが、次の稽古場となるお教室について相談にのっていただけます。

 9月16日(水)、最終日は許状授与式でした。
 お茶室には利休居士のお軸、三具足が置かれ、いつもより神妙な雰囲気です。
 京都北支部 霊群宗伴幹事長先生より許状を一人ずついただきました。
 9人全員が無事に通えてなによりです。

 その後、薄茶、お濃茶をいただき、受講生からお世話になった先生方に寄書きをお渡しして、集合写真を撮りました。
 あっという間の半年で寂しいですが、この縁を大事にしていけたらと思います。


レッスン風景6

【受講生より】
 8月26日(水)のお稽古はお濃茶体験。
 初めて飲む方がほとんどでドキドキ。
 薄茶とはお作法も違います。茶入、お仕覆も初見です。
 先生がお点前をしてくださり、一碗の濃茶をお客3名でいただき、茶碗の口は小茶巾で拭き清めます。いい香りですが、ドロドロしているので好きな人と嫌いな人に分かれました。口と歯が緑になるので要注意ですが意外と誰の顔にも馴染んでました。

 9月2日(水)もお濃茶をいただきました。
 濃茶の温度などで(正客)1番目と末客(今回は3番目)にいただくのでは、風味が変わってくるとのことで前回と違う順番に並びました。
 先生がお点前を見ていると、芯があって美しいです。
 お薄の時はふだんのお茶の延長でしたが、濃茶は道の始まりが見えた気がしました。熱くなる人と冷静になる人の分岐点かもしれません。カリキュラムの最後の方にあってよかったです。
 この日は先生ご持参のお道具に、うさぎとお月さまのかわいいお干菓子も用意していただいて、お茶会形式でのんびり素敵な時間を過ごせました。


レッスン風景5

 【受講生より】
 祇園祭の菊水鉾のお茶会に、先生に付き添っていただき出かけました。祇園祭に因んだお道具もあって楽しい時間を過ごせました。
 お稽古メンバーは仲良くなってきて日頃から連絡を取るように。
 お茶という共通項があるので世代や職種が違っても話が合います。友人ができるのもお稽古のいいところです。
 黙々と一人でがんばりたいんだけど…という方も心配いりません。密な人間関係はないので自分のペースで通えると思います。

 さて、お稽古だよりは、7月22、29日(水)、13、14回目。
 13回目、引き続きの棚点前。祇園祭でお休みがあり、1週間あいたのでギクシャクしつつも体が覚えている部分もありました。朝顔のお菓子を夕方を通りこした夜にいただくのも乙だなぁと感じました。
 14回目、流れが掴めてきていい意味で時間短縮されてきました。足が痺れにくくなったのもそのせいかもしれません。帛紗捌き、柄杓の持ち方など、ひとつひとつ丁寧に教えていただきます。できなくなったんじゃないですよ、できる様になってきたから細かく指導してるんですとのこと。
 。

 8月5、19日(水)、15、16回目。
 15回目のお稽古、平茶碗が初登場。
 口が広くて底面積が狭い浅めのお茶碗。硝子製なこともあって涼し気です。いつもの茶碗に慣れたせいかお茶を点てるのが難しかったです。道具が変わると勝手が違うので動揺します。無意識に目印を作っているのかもしれません。むかし自動車教習所でも同じことを感じたような。。お茶とお湯の量を覚えてどんなお茶碗でも困らないようにしたいと思いました。

 16回目も平茶碗を使っての棚点前。
 お茶杓の「銘」を調べてみると情緒ある単語がいっぱい。キラキラネームではないのにキラキラしています。8月は、清涼、朝露、苔筵、青柿、大文字、空蝉、氷室、夕顔など。吉祥、好日、常磐、鶴亀、静寂などは年間通して使えるようです。季節のものは少し先取りするといいそうで、選び方に個性がでていて面白かったです。
 お茶のお稽古を通してお着物を着たいと思ったり、お茶会に出かけたり、みなさん世界が広がっているようです。
 今後(のお稽古を)どうしようという声も聞かれる様になってきました。
 写真は、お花シリーズです


レッスン風景4

 【受講生より】
 7月1日(水)、ホテルのロビーは今日から始まった祇園祭の設え。7月が来たことを実感します。

ホテルのロビーは祇園祭

お床の花は「祇園守」

 お稽古は、薄茶棚点前、前回と違う棚でお稽古です。初めての所作があるのでうろたえつつも、「皆さん姿勢が良くなりましたよ」と先生に褒めていただきました。
毎回、お茶杓拝見の時、「清流でございます」と答えていたのですが、この日はお菓子が清流だったので「織り姫」「祭り囃子」など、違った銘を教えていただきお上品に盛り上がりました。
 大人になると時の流れが速いので、お稽古の諸処で季節を認識できるのは意義深いことだと思います。

 7月8日(水)、緑豊かな可楽庵の外では蝉の声がします。
 お点前の順序と共に各自についていきた癖なども丁寧にご指導いただきます。
 この日のお菓子は青色でとってもきれい。「星逢」という名前ということでロマンチックです。

 お茶を点てる時に「美味しくなーれ」と気持ちをこめると、美味しくなるんですよと先生が仰りました。たしかに。お料理などにも応用できそうです。
 この日はお仕事の関係で終了30分前に駆け込まれた生徒さんも。熱心の以心伝心。クラスの士気が高まったように感じました。


レッスン風景3

 【受講生より】
 6月3日(水)薄茶平点前。お二方の先生による指導のため、点前をする場所が違うので、交互になるように心がけましょうとのこと。先生によってご指導のニュアンスが違いますし、場所が変わっても動揺しなくなるので有意義に稽古できます。お菓子は若鮎。かわいくて涼し気です。同じ和菓子屋さんの生菓子を毎週いただくことは貴重な体験です。季節とシンクロしていて楽しいし、もちろん美味しいです。
 お稽古が終って外に出ると美しい満月。蹴上の辺りは空が広いです。一層いい気分になりました。
 6月10日(水)、少しずつ落ち着いて所作ができるようになってきました。とはいえ、アタフタしたり天然なミスをすることも。なんとなくチャップリンの映画に似ています。真剣にやっているからこそ漏れる笑い。純度が高いです。
 「お茶を点てるのもずいぶん上手になってきましたね」先生が仰りました。皆さん表面がふわふわ、とても美味しいです。
 お稽古を始めるまで、お茶を点てるのと飲むのがメインかと思っていましたが、他の所作が大変すぎて、その時がむしろホッとする場面だったりしています。

4月からのお菓子シリーズです

 6月17日(水)、薄茶平点前。始まるまえに所作の確認をしたり自主練習をしたり皆さんとっても熱心。毎回、客の所作もお稽古します。お菓子、お茶のいただき方、茶碗、棗、茶杓の拝見。大切にお道具を扱うことを改めて学びました。
 お点前に懸命になりがちですが日常にすぐ役立つのはこちらかもしれません。大寄せのお茶会など不安なく参加できるといいですね。
 この頃、1回目のレッスン風景がアップされました。初回が懐かしいね、桜が咲いてたね、みんな初々しいねという話に。皆さん、成長している証拠です。
 6月24日(水)、棚が登場しました。慣れた頃に変わりますよと先生が仰ってましたが、すこし動揺。丸卓、更好棚という違う形の棚が用意されており、少し、扱う所作も違います。新しいことが増えると前回までの記憶も曖昧になる不思議。急須の親分のような水次も初見でした。いろいろなお道具があるのですね。
 この日がちょうど半分。早い!すでに寂しい気もしつつ残り10回も頑張りたいです。

丸卓で

更好棚


レッスン風景2

 4月23日(水)
 盆略点前が始まりました。1,2回目で習ったことに新しい所作やお道具が追加されていきます。ひとつ増えるたびに混乱してしまいますが、ひとつひとつ丁寧に教えていただきました。
 今日は、お花についてのお話が印象的でした。お稽古に合わせて、先生のご自宅のお庭から調達してくださるそうで、一番大変ですよと仰られていました。毎回、お花屋さんで見るのとは、違った感じのお花が見られて、皆さん、感謝しています。

 5月13日(水)
 GWをはさんで3週間ぶりのお稽古。先生より「忘れていてもかまわないのよ」とリラックスできる言葉を掛けていただきました。
 前回と同じく盆略点前。実際…忘れていました。が、動いているうちに、だんだん思い出せてきて、お稽古していました。
 最後に”手順より形が大事です”と先生。確かに順序を覚えなくては。。と思いがちです。ひとつひとつの姿勢なども流さないで、意識していきたいなぁと思いました。

 5月20日(水)
 5回目は、点前に風炉と柄杓と建水が加わりました。2組に分かれて、1人ずつお稽古していきます。「柄杓」は日常にあるようで、あまり触れる機会がなく、いつものよりお上品な姿なこともあって、微妙な距離を個人的に感じました。置き柄杓、切り柄杓、引き柄杓、など、扱いもたくさんあり、皆さん、四苦八苦。
 ”他の方の点前の見学も勉強になります”と伺いましたが、本当にその通りで、客観的に見ていると整理できます。
 毎回、足のしびれは気になりますが、今度は手の指が筋肉痛になるかもと思ったり。でも、お稽古は気分転換になって、すっきり帰宅できます。

 5月27日(水)
 薄茶平点前。畳の上にお道具を置いたり、様子がずいぶん変わりました。2組に分かれて、それぞれ役割を決めて始まりました。
 この日、これまで2回休まれた受講生が、なんと!朝、昼、夜クラスに参加されたとのこと。みんなで驚きました。
 初めての所作も多く、言われるがまま状態。柄杓の扱いもうまくいきません。「9月まで同じことを繰り返しますから、大丈夫ですよー」と先生から励ましていただきました。
 釜の蓋の扱いが男女で違うのも、面白かったです。”違う所作もあるんだなぁ”とわかるのも男性講師・男性受講生がいるおかげ。顔馴染みになってきた皆さんから、教えられることも多く感謝です。


開講

 2015年4月8日、ウェスティン都ホテル京都(東山区・蹴上)「可楽庵」にて、教室が始まりました。私達の通う夜7時のCコース9名の受講生は緊張の面持ちです。

 開講式では淡交会京都北支部 霊群宗伴幹事長はじめ、講師の先生方からのご挨拶、半年間のガイダンスを聞き、早速お稽古です。懐中するものの説明、真・行・草のおじぎ、席入りの仕方、帛紗捌き、お菓子とお茶のいただき方。
 右手左手右足左足。
 いつもと違う脳を駆使しながら、ぐんぐん進んでいきます。
 来週まで覚えていられるかと、不安を感じつつも、美味しいお菓子とお茶は、疲れた脳としびれた足にしみていきます。

 その後、点茶体験など、盛りだくさんな内容!
 「遅刻はいいんですよ、お茶だけでも飲みにいらしてください、振替も可能ですよ」先生からのお言葉に、ホッとした受講生は多かったと思います。夜のクラスということで、仕事帰りの方がほとんどだからです。
 目紛しく過ぎた2時間。新しいことを始めたワクワクと、程よい疲労を感じる初回でした。

お軸とお花の拝見

帛紗捌き

お茶をいただきます

夜桜がきれいです

 4月15日(水)
 19時でも明るく感じる2回目のお稽古。先週はすっかり暗くなった通路にて、表示が見えず迷子になった受講生数名。1週間でずいぶん変わるものです。

 準備をしながら受講生同士の会話は。
 「覚えてます?」
 心配はいりませんでした。今回も再度、席入り、帛紗捌きを教えていただきました。手の向き、姿勢など先週より詳細です。棗、茶杓の清め方、茶巾のたたみ方、新しいことがどんどん加わります。とはいえ初回に比べると、緊張もほぐれ、場も和やかになり、地に足がついてきた感じがします。

 「花筏」というお菓子と、自分で点てたお茶をいただきました。ホテル付近(桜の名所の蹴上周辺)の桜も、先週はふわふわきれいでしたが、疎水に浮かぶ花弁は、まさに花筏です。
 初回より足がしびれる受講生が、多かったのが不思議な現象でした。「調子のいい日と悪い日があったり、お天気や洋服によっても変わりますよ」と教えていただきました。

 皆さん、飲み込みがよく、次に進みましょう」ということで、盆略点前に入りました。先生方は、まず全体、それから個人に、丁寧に教えてくださるし、楽しい掛け合いで笑いが起こります。こわいかな、ついていけるかなと、申し込みを迷った時間、申し込んだものの不安だった時間を損した気分になるぐらいの楽しい2回目でした。

お菓子の取り方。日常にもすぐ役立ちそう

点茶体験

「可楽庵」


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