レッスン風景

東京ドームホテル教室


レッスン風景6

 今日は先生のお点前をいただいた後に、幹事長より一人ずつ許状をいただきました。「入門・小習・茶箱点」の3つの許状です。全20回のお稽古が走馬燈のように思い出され、身が引き締まる思いです。

 初めの頃は新しいことばかりでなかなか覚えられず、最後まで続くか不安でしたが、先生方に丁寧に指導していただき、毎週繰り返しお稽古することで自然と身に着けることができました。

 お教室のお仲間にも恵まれ、年齢も背景も全く異なりますが、皆で一緒に学び、教え合い、片付けなどのお手伝いを通して、とても良い雰囲気でお稽古することができました。東京ドームホテル教室は立礼もあるので、正座が苦手でも気軽に学べます。畳と立礼では異なる点も多いですが、両方学ぶことができます。

 初心者教室はほんの入り口ですが、それでも古くから日本人が大切にしてきた茶道の心やお道具に触れることができて、このお教室との出会いに感謝しております。これからももっとお茶の世界に触れてみたく、マイペースでも続けていこうと思います。


レッスン風景5

 本日は濃茶体験でした。お点前はまだまだできませんので、今回は次客の体験です。濃茶はその格式の高さに、初めから終わりまで、いつものお教室の雰囲気にピンと張り詰めた緊張感がありました。

 まずはお菓子が運ばれましたが、菓子器がいつものように一人ずつではなく、縁高で全員分が運ばれます。これを一人ずついただくにも細かな作法があります。

 

 次にいよいよお点前です。いつもの薄茶点前では棗を使っておりますが、これがお茶入となり、さらにお仕覆に入っておりました。帛紗の捌き方や道具の扱いなども薄茶点前とは異なっており、よりいっそうお道具への敬意を感じました。

 濃茶をいただくのも初めてでしたが、いつもより濃い分、抹茶の良い香りがしてとても美味しいお茶をいただくことができました。拝見についても、貴重な道具を見せていただき、とても良い勉強になるとともに、ますますお茶の世界の奥深さに興味が湧いてまいりました。いつか自分で濃茶のお点前ができるように、精進してまいりたいと思います。


レッスン風景4

 7月になり連日暑い日が続いております。先生方のお着物は絽や紗になり、とても涼しげで素敵です。やはり自分で着物が着られたら良いなと思います。

 棚のお稽古は今日で5回目です。拝見までなんとか滞りなくできるようになってきました。棚には多くの種類があると知って驚きました。現在は4つの棚(更好棚、丸卓、荒磯棚、瓢棚)のお稽古をしております。棚によって水指や水次の扱い、蓋置や柄杓の飾り方などが違っていて、覚えるのは大変ですが、いろいろなお道具に触れられて楽しいです。私のお気に入りは瓢棚です。形もかわいいですし、柄杓の飾り方もおしゃれです。

 初心者教室も残り少なくなってまいりましたので、美しい所作でお点前できるように、お稽古に励みたいと思います。


レッスン風景3

 早いもので、今日で8回目のお教室です。

 薄茶点前も拝見まで通して行なっています。初めは順番を覚えるのに必死でなかなか細かいところまで気を付けられませんでしたが、最近は少し余裕が出てきて、先生もお道具の持ち方、手の位置、足の運びについて細かく教えてくださいます。やはり初めに間違えて覚えてしまうといけないので、1つ1つの動作をよく見て注意していただけるのはありがたいです。なんとなく行なっていた所作にも、相手に対する思いやり、道具に対する心配り、より綺麗に見えるように等、きちんと理由があるのだなあと感じられるようになってきました。

 掛軸と色紙も、最初に毎回説明をしていただくのでとても勉強になります。今日のお軸は2本で、「雨来山色暗」「雲出洞中明」後藤瑞巌の作だそうです。お軸が2本の時には花入を真ん中に置くそうです。お軸の字を見ていると、清らかな心持ちになります。色紙は、「松泉千古翠」です。

  次回からは棚を使ったお稽古が始まるそうで、楽しみです!


レッスン風景2

 5月になりました。本日は4回目のレッスンで、盆略点前の仕上げになります。3組に分かれ、3人ずつ1人の先生に見ていただきます。亭主、正客、次客と3回経験できるので、皆さん気を抜く暇なく真剣にお稽古しています。まだまだ覚えきれていないところもありますが、先生が丁寧に直してくださいます。毎回初めに説明していただく花入とお花も、季節を感じられて興味深いです。

 5月からは涼やかな竹籠の花入が使えるそうです。お花は芍薬です。次回からは薄茶点前を勉強するそうで、今日は最後に少しだけ柄杓の扱いを習いました。



レッスン風景1

 今日は待ちに待った茶道教室の初日でした!茶道はまったくの初めてで、ドキドキしました。これから20回ご一緒させていただくお仲間は、男性4名、女性6名の合計10名です。学生時代等に茶道を経験された方が3名、あとの皆さんは初めてだと自己紹介の際に知り、ホッとしました。

 はじめに、お辞儀と歩き方の稽古をしました。お辞儀には、真、行、草の3種類があるそうです。その後、牡丹の練りきりのお菓子をいただきました。季節に合わせたとても繊細なお菓子をいただけるなんて、これから楽しみです。

 そして、先生が美しい所作で、一通りお点前を見せてくださいました。一つ一つに決まりがあるようで、覚えきることはできませんでしたが、「20回が終わる頃には皆さんできます」との言葉をいただき、勇気づけられました。初めて自分でお茶を点てましたが、泡がほとんどたちませんでした。最後は、帛紗の扱い方を習い、先生と同じ形になるように、何度もおさらいしました。今はあたふたしていますが、これから少しずつ先生方のような美しい作法を身に着けたいと思います。