レッスン風景

東京ドームホテル教室


レッスン風景5

お軸は、「大道長安に通ず」目標に向かって進む。あと数回のお稽古で修了する私たちへの先生からのメッセージでしょうか。
 初めての濃茶を体験しました。本来なら回し飲みとのことですが、コロナ禍のため、各服点。飲みなれた薄茶とは違い、お茶の葉を飲んでいるような感じを受けました。このような体験も本当にありがたく、また、一人ずつ練ってくださった先生にも感謝です。

 最終日はお稽古の後、許状を頂きました。一人一人先生から許状を読み上げていただき、受け取りました。想像以上の素敵な許状。先生の読み上げていただく声を聴き、背筋が伸びました。許状のたたみ方までご指導いただき、本当に、毎週が学びと気づきの時間でした。
 コロナ禍で制約が多い中、器やお道具の消毒など丁寧にしていただき、無事20回を終えることができました。本当にありがとうございます。
 これからも、続けていこうと決めている方も多いようです。私もさらに茶の湯の文化に触れてみたいと思います。半年間のお稽古ありがとうございました。
 最初のお稽古での、安岐先生からのお言葉です。
 「習い事は、楽しみながら細く長く続けることが大事。終わりはない。」


レッスン風景4

 棚の点前に拝見と問答が加わりました。皆さんのお稽古を見学しながら、思い出して進めていきます。問答では、棗のお塗りや季節に合った茶杓の銘などをお聞きします。亭主の道具への思いや、季節を表現することでお客様へのもてなしの気持ちを表すなど、茶の湯の深さを感じます。
 お稽古も終盤。皆さん所作を覚えていて、少しずつですが上達しているのではないかと感じます。先生からも、指先や肘の曲げ角度など細かな部分のご指導をいただき、所作の順番だけにこだわっている中で、所作の美しさの部分も少しずつ気づかせていただいています。
 新たに水次の所作が加わりました。一つ所作が加わると、今までの流れをすっかり忘れてしまうのは、まだまだ身についていない証拠です。水次の持ち方、運び方、注ぎ方等。道具を大切に、そして見た目にも美しく、無駄のない動きは今までと一緒です。
 所作が増えると、お稽古の時間も長くなりますが、集中しているのかあまり気になりません。先生方が本当に親切に教えてくださるので、感謝しかありません。少しずつですが、茶の湯文化に触れていることを実感する時間です。

 立礼を体験させていただきました。この教室は正座が困難な方も安心してお稽古ができます。同じ教室で両方を体験できるのは非常にありがたいです。
 普段のお稽古とやることは変わりないのですが、見える景色や流れが違ってくるだけで、そわそわしてしまいます。先生にご指導いただきながら、立礼式を体験します。
 立礼棚と座っている姿も非常に素敵な画になり、畳とはまた違った魅力があります。


レッスン風景3

 運びの薄茶点前のお稽古は畳と立礼で別々に行い、効率よく学ばせていただいています。
 生徒の私たちが少しずつ慣れてきたからか、先生からより細かな所作までご指導いただくことが多くなってきたように感じます。緊張感もあるお稽古は素敵な時間だと感じます。
 更好棚を使ったお稽古では、今までの点前と基本的には変わらないはずなのですが、新しい所作が少し入るだけで戸惑ってしまいます。柄杓、蓋置、棗の置く場所に気を付けながら整然と置いていくと、非常に綺麗に感じます。所作の流れの中で整然と配置していくことで一つの世界観を作り出していくということに、改めて奥深さを実感しています。

 拝見と問答のお稽古も始まりました。お道具の知識の他に季節感も求められます。季節の言葉を覚えるだけではなく、自然な言葉として出てくると素敵なのですが、なかなか、すぐにはできません。日々感じて言葉にする習慣を心掛けたいものです。
 自分のお稽古と、皆さんのお稽古を見ていると、2時間があっという間に過ぎていきます。
 次回の拝見と問答に備え、事前に準備をして臨みたいと思います。


レッスン風景2

 お稽古では風炉を使いますが、11月になり、今月から炉の季節になりました。
 お辞儀の仕方、歩き方、帛紗、茶筅の扱い等、一つができても他のことを忘れてしまうのですが、先生のご指導で思い出しながらのお稽古が続きます。
 また、今まで参加が叶わなかった方も遅れを取り戻すため、先生から個別のご指導をいただいております。

 運びの薄茶点前では、新しい所作がたくさん加わり、頭が真っ白!になることも。先生に所作の一つ一つをご指導いただきながら進めていくため時間を要するのですが、一人一人に対応してくださる先生には感謝しかありません。
 皆さん上達されスムーズになったので、先生が細かな所までご指摘くださるようになり、他の方の所作を見ることもお稽古であるとおっしゃっていた先生のお言葉がよく分かりました。
 立礼でのお稽古の方も、回を重ねる毎に上達されているようです。

 お稽古に拝見と亭主との問答が加わりました。亭主と客、1対1の場面になると「お茶のお稽古!」と気分が上がるのは私だけでしょうか。新たな所作が入ると、あたふたしてしまいますが、それでも、今までに習ってきたことを少しずつですが思い出せるようになりました。以前に先生がおっしゃっていた「お稽古事は、細く長く」を実感しました。

 亥の子餅を亥の日、亥の刻に食べると「無病息災で過ごせる」とされているそうです。中国からやってきた文化で、日本では平安時代の宮中行事の一つだったようです。茶道に触れたおかげで学ぶことができました。
 毎日あわただしく時間が過ぎる中、お花、お菓子等からも季節を感じる感覚は大事にしたいです。


レッスン風景1

 初めてのお稽古日。少し緊張気味に会場へ。
 きっと女性が多いのだろうと思っていたところ、参加者10名のうち6名が男性。少し、安心しました。
 受講者全員が初めて揃った際、この教室を選んだ理由を紹介し合いました。長い単身生活で乱れた生活を正したかったという方、海外赴任で西洋文化に触れたことで、日本文化をもっと知りたいと思った方、以前に奥様と娘様が教室を体験され、ご自身も体験することになったお父様、勤務先から通える距離だったからという方、立礼が可能な教室だったからという方、他にも様々なきっかけがありました。残りのお稽古、皆で楽しんでいきたいと思います。

 初めてのお稽古は、「真・行・草」の3つのお辞儀。それぞれの場面での使い分けをしっかり身に付けていきたいと思います。
 そして、立ち方、歩き方。畳の縁を右足で越して、下がる時は左足で。歩くとき、男性は軽く握りながら。床の間拝見にも順番があります。
 帛紗の扱い、そして呈茶。覚えることが満載に感じた初回のお稽古。先生方の所作を見ていると本当に流れるような自然で無駄がない動き。日常の中で忘れがちな丁寧な所作。忙しい中にも丁寧さを意識する時間を増やしていきたいと思います。

 最初は緊張していたこともあり、お稽古場を見る余裕もなかったのですが、床の間に飾られている軸やお花も落ち着いて見ることができるようになりました。心穏やかに拝見する時間を心掛けたいです。
 帛紗の扱いはなかなか思うようにいかず、悪戦苦闘が続きます。新たな作法として棗、茶杓、茶筅、茶巾の扱いが始まりました。それぞれを真似るのが精一杯ですが、それぞれの所作には意味があり、繋がっているのだなと感じております。
 そしてついに、自らお茶を点てることに。なかなか泡立たず、先生の点てたお茶を頂いた際のなめらかな口当たりのお茶には程遠いです。

 さて、お稽古は早くも盆略点前。小さなお盆の中に深く大きい世界があります。限られたスペースを無駄なく、美しく表現しなくてはならないのでしょうが、今はどの所作もこなすのが精一杯。自然の流れで所作としてできるようにならないと。
 学ぶことがたくさんですが、新しいことを学ぶこと、まだ余裕もないのでほんの少しですが、日本の文化に触れている楽しさで、約2時間があっという間に過ぎていきます。
 お菓子の銘は、錦秋(木々が紅葉して錦のように美しい秋)でした。


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