レッスン風景

浜松市 茶室「松韻亭」教室


レッスン風景6

 棚のお稽古とともに、改めて割稽古を教わりました。お稽古を重ねていくうちに、手順を覚えようと焦るあまり、自己流になっていました。改めて基礎を教わることの大切さを実感しました。先生方も今でもお稽古に通い、研究会などで日々研鑽を積んでいらっしゃると伺いました。大変だと思うと同時に、茶道には一生追い求めるものがあることへの憧れも抱きました。

 最終日は修了式が行われ幹事長より許状が授与され、先生が濃茶を人数分練ってくださいました。新型コロナウィルスの感染予防のため、今期は通常と違った形で習ったところもありましたが、これからも地元のお教室でお稽古を続けていく予定ですので、茶道を楽しんでいきたいと思います。
 最後になりましたが、半年間、茶道の楽しみと奥深さを温かく熱心に教えてくださいました先生方に心より感謝いたします。

※撮影時のみマスクを外しています


レッスン風景5

 棚のお点前を習いました。お教室では更好棚(こうこうだな)と丸卓を使います。目の前の景色が変わったことに動揺して、お点前の順番が飛んでしまいました。蓋置と柄杓の飾り方が棚によって違うこと、水次を使って水指に水を入れる所作も習いました。水を入れる簡単なことほど普段の癖が出てしまいます。お稽古でしっかり覚えて日常の所作もきれいにしていきたいです。

 また、棚のお稽古以外にも5人で行う七事「花月」を習いました。折据という紙の箱の中から札を取り、お点前や客などの役割を決めます。小さな折据から札を出し入れする時、意識をしないと普段の癖がでてしまい自然と小指が立ってしまいますが、この手は良くありません。細かいところも意識し一連の流れをきれいにできるようになり、早く花月を心から楽しめるようになりたいです。


レッスン風景4

 新年初のお稽古の日は床の間に柳が飾られていました。主菓子は花びら餅、松韻亭の玄関には松飾りと、お正月らしいスタートでした。
 今月から棚を使ったお稽古が始まり、お点前も学ぶことが増えました。使用するお道具も蓋置が竹製から陶器に変わり、素材によって柄杓の置き方が違うことも学びました。水屋ではお抹茶を棗に山の形に張るコツも教えていただきました。

 お点前では棗、蓋置、柄杓を棚の上に飾るまでを習いました。開講当初、先生が「だんだん厳しくしていきますからね」と仰ってましたが、その厳しいご指導の段階に突入したようです。指の揃え方や肘の使い方など、細かな所作に集中すると他の動作がおろそかになり、反省すべき点がたくさん出てくるようになりました。


レッスン風景3

 今月は棗と茶杓の拝見までのお稽古を繰り返し行いました。拝見とは、お棗のお形やお塗り、お茶杓のお作や銘を亭主と正客で問答していくことです。亭主役が答える言葉は先生が教えてくださるのですが、お茶杓の銘は自分でその時に合う銘を考えなければならず、風情のある言葉が出せるようになりたいと思いました。また、教えていただく先生によってご指摘くださるポイントが少しずつ異なることが新鮮でぜいたくでした。
 お菓子は「佐野の雪」。中には銀杏が入っていました。


レッスン風景2

11/5(木)
 床の間にはお茶壷が飾られ、先生から「11月は茶人のお正月で、炉開きが行われる」との説明があり、行事ごとに季節を感じることができるのも茶道を学んでいるからこそと思いました。
 今日も盆略点前の練習です。
 まだまだ順番も覚えきれませんが、少しずつ、本当に少しずつ、次の動作が分かってきているような気がします。

11/12(木)
 薄茶運び点前のお稽古に入りました。
 シュシュシュッとお湯が沸く音が心地良いのですが、これまでの盆略点前とは違う動きに初回に戻ったかのようでした。そして、私が一番苦労したのが足のしびれ。先生はお見通しで「危ないからゆっくりで大丈夫だからね」と声を掛けてくださいました。
 修了するころには長く正座し続けられたら良いのですが…。

11/19(木)
 今回も薄茶運び点前のお稽古です。
 水屋のお仕事には徐々に慣れてきましたが、お点前はまだまだ。お部屋の入退室や足の運び方、分かっているつもりでも、いざとなるとなかなかスムーズにいかないものです。これは数をこなして慣れていくしかないのでしょうね。でも、先生がひとつひとつ丁寧に教えてくださるので、自身が行う時も、お仲間の練習を見ている時も、皆、真剣です。

11/26(木)
 今日は棗と茶杓の拝見まで習いました。お茶碗の拝見だけでなく、棗と茶杓までお客様にお見せするとは知らず、驚きました。行うことの多さと深さに圧倒されます。
 今日は受講生のおひとりが和装で来られました。「一気に雰囲気が増しますね」「お袖があると手の動きが慎重になりますよね」などと盛り上がりました。


レッスン風景1

10/15(木)
  半年間の自粛期間を経て、いよいよ開講、受講者は6名です。
  開講式の後、早々にお稽古が始まりました。まずはお部屋の入り方から。襖の開閉、足の運び方、お軸の拝見やお辞儀の仕方、お扇子の使い方など、基本の所作を学べることは大変有意義なことです。
  割稽古も行いました。初めての帛紗捌きに四苦八苦しましたが、悪い癖がつかないように、基本に忠実に覚えていこうと思います。

 そして、自身でお茶を点ててお菓子をいただきました。菓子器からお菓子をいただく練習は、感染対策にと、お菓子を模った紙粘土細工を用いました。先生方のお気遣いに感謝です。

10/22(木)
  今回の稽古は、茶巾のたたみ方と帛紗の捌き方について重点的にお稽古しました。前回のお稽古でも習った帛紗捌きは、後半の所作がなかなか頭に入らず、今回の方が四苦八苦…。
  早くも茶道は一朝一夕では身に付かない奥深い文化であることを実感しました。
  お軸の「喫茶去」の文字どおり、気軽にお茶を楽しめるようにしていきたいと思います。

 浜松教室は浜松城公園内の茶室「松韻亭」で開催されています。
  庭園に季節の移ろいが感じられ秋はどんぐりがたくさん落ちていて、散策も楽しめます。
  閑静な茶室でのお稽古は、2時間があっという間。日ごろの慌ただしさを忘れられる、素敵な気分転換の時間です。


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