レッスン風景

シェラトン都ホテル大阪教室


レッスン風景2

 2回目のお稽古は、帛紗捌きの復習からでした。先週教えていただいたばかりなのに、スムーズにできず焦ってしまいました。お軸を拝見しながら、多く研鑽を積まれた先生からお話を伺うと、背筋の伸びる思いがいたしました。

 バタバタと落ち着きのない毎日の中で、季節を感じながら日本文化に触れられるこの時間がとても貴重に感じられます。理解を深めていけるよう、大事な時間にしていきたいと思いました。

 今日から11月。3回目のお稽古でした。受講者同士で「たった1週間前のことを忘れちゃう」とお話ししました。でも、お稽古前に「先週のお花、なんでしたっけ?」と皆でわいわいお話しすることも楽しくなってきました。11月は、「茶人の正月」だと先生に教えていただきました。本日のお菓子は、「亥の子餅」です。しきたりや謂れなど教わりながら、お茶の世界を学んでいきたいと思います。

 4回目のお稽古は、襖を開けて茶室に入り点前座へ。初めて柄杓を扱ったのですが、お互いの練習の時も真剣に見入ります。このような緊張感も心地よく、2時間があっという間でした。お軸は「開門多落葉」風情のある言葉です。季節や時間、空間を感じながら、お茶を楽しめるよう、お稽古していきたいと思います。

 

 5回目のお稽古も薄茶平点前でした。先週難しかった柄杓の扱いにまだ戸惑っていますが、炉の前で次の所作の構えをすると厳粛な気持ちになり、自然と背筋が伸びるようです。とはいえ、先生からご指示をいただきながらのお点前です。手順がつかめず教えていただいた通りにできないことがもどかしいです。ひとつひとつ丁寧に説明していただけるので、焦らずしっかりと学びたいと思います。

 6回目は仕事でお休みをさせていただきました。1回抜けてしまうとついていけないのでは?と不安でしたが、「お稽古の内容は前回と同じで、次週も変わらないので、焦らず無理せずに」と先生から優しくフォローしていただき、安堵いたしました。

 7回目はお道具の拝見を教えていただきました。お稽古が進むにつれ、進行や所作など覚えることが増えてきましたが、それも楽しみになってきました。もちろん、美味しいお菓子も楽しみの一つです。形や色、名前も、季節や日本の文化を感じます。慌ただしい日常の中で、この2時間を大切にしたいと思います。

 


レッスン風景1

 白いソックスが小学校の入学式を思い出させ、赤い帛紗がさながらランドセルのようです。お稽古初日は、ドキドキしながら始まりました。美しい着物姿の先生に圧倒されましたが、優しい笑顔で接していただき、少し緊張がほぐれました。

 持ち物の説明の後、お辞儀の仕方、ふすまの開閉の仕方を教えていただきました。つぎは帛紗の扱い方ですが、先生のようにスムーズな動きができず、緊張と不安が最高潮に。ところが、お菓子とお茶をいただいていると、和気あいあいとした雰囲気に変化しました。お茶には空気を和ませる効果もあるのだと、改めて感じた次第です。

 緊張したこと、知らなかったこと、出来なかったこと、楽しく感じたことであっという間の2時間でしたが、今回のお稽古では、「茶道」が少し身近なものになったように思います。次回からのお稽古も楽しみです。