レッスン風景

静岡労政会館教室


レッスン風景4

 初心者のための茶道教室も3月20日で最終回となり、講師の方々がお茶会を用意してくださいました。正客、次客、お運び役を受講者の皆さんに割り振って、挨拶や作法を体験させていただきました。一連の流れを理解するところまではいきませんが・・・

 お点前を習い自分なりの解釈ですが、本や映画のあらすじがすーっと頭の中に入ってくる感じで、出来事を順序通り並べて結末までを人に話せるのと同じような気がします。論理的思考というと堅苦しいですが、暗記ではなく目の前の所作に全集中していて、ふと顔を上げたとき所作とか作法の順序が繋がるのではないかと・・・そんな気がします。うまく表現できませんが・・・「お先に」との声掛けや茶碗の正面を避けて飲むとか謙虚で穏やかな気持ちでおいしくなるようにお点前を考えるようになりました。 

 講師の方々、本当にありがとうございました。先ずは大好きな人と ‟二人でお茶を”です。私はあなたのために、あなたはわたしだけのために。


レッスン風景3

 昨年10月中旬から始まった初心者の為の茶道教室も残り3回です。

 割稽古から運び薄茶、棚を使っての運び薄茶とお濃茶と少しは初心者なりに慣れてきたように思います。お点前の最中は所作の順序ばかりを考えるわけにもいかないし、自分の手先ばかり見ているわけにもいかない。点てる薄茶が少しでもおいしく感じてもらえるように淀みなく所作をしたいのだが、なかなかうまくいかない。道具の持ち運び、柄杓を構える時の脇を少し開けて、もう少し前に出して、お臍の位置に下げて等々講師に言われて直すこと度々です。

 しかし、柄杓の扱いが上手に出来たときは誉めてくださいます。それもカッコよく見えると言われて素直にうれしくなります。お点前の後や薄茶をいただいた後は、穏やかな気分になります。本教室の講師の方にはありがたい気持ちです。

 準備、指導、後片付けとあわせていろんな話を聞かせてくださいました。同じ教室でお稽古している方々と一緒に和んだ空間に居られてうれしい限りです。


レッスン風景2

 10月中旬より始まった教室のお稽古も10回を数え、20回のカリキュラムのほぼ真ん中です。薄茶の運び点前の回です。 

 手足の位置、道具の位置、座る姿勢、大木の構えで帛紗を持つことから雑にならないよう。水指をもつ手の位置も安定する所を考えた道理があるということを頭において、今の所作は何をしている段階なのかふすまを開けて礼をするところから始まって道具の準備→道具を清める→お茶を立てる→仕舞う。

 まだまだ拙い所作ですが、師の「こうすれば綺麗な所作になる」という注意の仕方が有難い気持ちと上達したい気持ちをUPさせてくれます。稽古当初は足のしびれも手伝って時間が経つのを遅く感じましたが、現在は早く感じます。楽しみが増えました。


レッスン風景1

 茶道を始めたきっかけは、森下典子さんの『日日是好日』という本です。文中、気になって頭から離れない箇所「どしゃぶりの日だった。雨の音にひたすら聴き入っていると突然、部屋が消えたような気がした。私はどしゃぶりの中にいた。雨を聴くうちに、やがて私が雨そのものになって先生の家の庭木に降っていた」。こういう心境になれるだろうかとお稽古を始めたものの、初回から志が初心者としていささか高いと痛感。講師の方が、ていねいに教えてくれる話の内容がさっぱり頭に入ってこない。正座している足が痛く、右と左の違いさえ分からなくなるくらいのちょっとしたパニック感と相まってことさらに痛感しました。

 しかし、まずは何をおいても所作を覚えることからです。お辞儀の仕方一つとっても相手の方と呼吸を合わせる細かい配慮を心掛けて稽古を続けたいと思います。講師の方々宜しくお願い致します。