からすま京都ホテル教室


レッスン風景5

 最終回は最後のお稽古と許状の引き渡し、そしてお濃茶をいただきました。最初は長く感じていたお稽古も、終わってしまえばあっという間でした。
 私はお濃茶をいただくことがはじめてだったので、その濃さに驚きました。先生が「点てる」ではなく「練る」と言っておられましたが、その意味が良く分かりました。水分が少ないため薄茶のようには点てられないのでしょう。その分緑色が鮮やかで香りは良く、渋みがありますが旨味を感じられて美味しかったです。全部きれいに飲み干そうと思ったのですが、濃くて茶碗の底に残ってしまいそれ以上飲めなくて残念な気持ちになりましたが、そういうものなのでしょう。

 最後に、お茶は世界中で様々な飲み方をされています。抹茶は茶葉を茶臼で挽き、茶筅で点てていただきます。お茶をこのように飲む文化は世界中でも日本にしかないものです。今後も茶道を習うことで、茶道の文化、抹茶の文化と関わり、少しでも広めることが出来たら良いと思います。


レッスン風景4

 8月も先月に続き棚を使った薄茶のお点前を練習しました。8月はお盆休みもあり、少し期間が空いてしまうとお点前も忘れていることが多く、途中で間違えそうになったりしましたが、先生が都度説明してくださるのでなんとか出来ているという状態でした。

 最初はとても長く感じていたお点前も何度も練習していくとだんだんスムーズに出来るようになり、短く感じるようになってきました。そうすると、所作が気になってきます。どうすれば綺麗に見えるのか?特に皆が難しく感じていた引き柄杓は何回も稽古しました。

 「初心者のための茶道教室」全20回について、始めは続けられるかなと不安に思うこともありましたが、残り数回となり寂しさとともにもっと学びたいと思うようになりました。それは先生が厳し過ぎない程度に指導してくださるので、嫌にならず続けられたからだと思います。毎回ノルマや課題のようなものがあれば途中で諦めていたかもしれないなと思います。


レッスン風景3

 7月は祇園祭。祇園祭の扇子が飾られていて、花などに詳しくない私でも季節を感じられました。そして受講者で揃って、和装でお稽古しました。お茶会のような雰囲気になり気分も上がりましたが、いざお点前をしようとすると洋服と違ってお袖が気になり、大変でした。

 お稽古は順番にお点前をします。静かな中で柄杓や茶筅を置く時の小さな音が響くのが私は好きですが、いい感じの音をたてることが難しく、上手く出来た時は嬉しくなります。また、お互いに自分が点てたお茶を振る舞うのですが、受講者同士とはいえ「上手に出来てるかな?お茶の濃さはどうかな?」など気になります。その分美味しかったと言ってもらえると嬉しいです。

 7月の最終週からは棚を使ったお点前を習いました。


レッスン風景2

 盆略点前に慣れてきた6月の前半、手順だけでなく所作をキレイにみせるにはどうすればよいか、手の向きや位置にも少しずつ意識を向けられるようになってきました。

一緒に習っている方も同じような質問を先生にされていました。
また、受講者同士で交流し、先生も丁寧に教えてくださるので楽しく通うことが出来ています。

 6月後半は運びの薄茶のお点前を。柄杓という普段は使うことがない道具を使うので扱いが難しく、最初は持ち方から苦戦しました。しかし、柄杓の構え方について、「鏡柄杓は心を映すので胸の位置に構えて」と先生の話を聞き、こういう茶道の心のような、ただお茶を点てるだけではないところが良いな、好きだなと感じています。


レッスン風景1

 初回は何も分からず上手く出来るか不安でしたが、先生が一つ一つの動作を丁寧に説明してくださるので、分かりやすかったです。すり足など普段はしない動作が多く、難しかったです。先生が点ててくださったお茶をいただくととても美味しかったのですが、自分で点てたお茶は美味しくなくて、同じお茶なのに点て方でこんなにも味が変わるのかと感動しました。

 2回目からは帛紗捌きのお稽古をしました。私は手順を覚えるのに必死でしたが、先生がおっしゃった「『見せるため』の動作で、きれいに見えるようにすること」というのが印象的でした。実際にお点前をすると、やはり手順を間違わないようにするので精いっぱいでした。