レッスン風景

ホテルニューオータニ大阪教室


レッスン風景3

 2月も半ばになり、お稽古もゴールが見えてきました。まだまだ寒い日が多いですが、暦の上では春の兆しです。10月にお稽古を開始してから3つ目の季節となりました。

 茶室のしつらえやお菓子に季節を取り入れてあり、先生方が毎週工夫して準備をしてくださいます。お菓子は毎回楽しみですし、お軸やお花の説明もしてくださいます。特にお軸は季節や歴史のほかにユーモアが取り入れられている時もあり、教えていただくのが楽しみです。

 お稽古を始め、初めて触れたのが茶杓の「銘」です。茶杓に季節にちなんだ銘などをつけて披露します。なかなか奥が深く、調べたり考えたりしてお稽古に行くのですが、使い方が少しおかしかったり、他の方と被ったり、褒められることはあまりありません。お稽古の途中では、お点前の手順を思い出しながら茶杓の銘も考えているので、どちらかがおろそかになってしまって頭を悩ませています。でも、春めいてきて選ぶ言葉もなんだか華やかになってきているように思います。

 茶杓の銘を考えるために二十四節気をあらためて覚えたり、季節の花の別名を知ったりととても楽しく、茶道は日本で生まれて日本で育まれた文化なのだと改めて思いました。


レッスン風景2

 先日、12月20日が年内の最終のお稽古、そしてちょうど10回、初心者コースの折り返し点でした。まだまだお茶の世界では序の口ですが、お道具も覚えることもどんどん増えていきます。最近教えていただいているのが柄杓の使い方です。柄杓の構え方、置き方もたくさん覚えることがあり難しいですが、実はとても楽しみです。お湯を汲んだ時のちょっとずっしりする感じや、注いだ時のお湯の音が好きです。特に後半にお水一勺を釜に戻すと、沸いていたお湯が一瞬静かになる瞬間、変化を聞き逃さないようにと一番集中しています。

 皆さん、好みのお点前やお道具がそれぞれあるのだろうなと思います。

 話は変わりますが、私が初心者コースに申し込んだきっかけをご紹介します。京都の観光やグルメを楽しむうちに歴史や文化にも興味を持ち始め、勉強するうちに茶の湯を体験したいと思うようになりました。そうはいっても少し敷居が高いと思っていたのですが、ニューオータニ大阪で裏千家の初心者コースがあると知り、即決しました。ビジネス街の職場から近く、19時~という時間も仕事帰りに通いやすいので続けられると思ったからです。今のクラスの方もお仕事や学校帰りの方が多く、忙しい方にもおすすめです。クラスの方の申し込んだきっかけを聞いてみると皆さんいろいろで、とても楽しくお話が聞けたので、次のレポートでご紹介しますね。


レッスン風景1

 お茶のお稽古を始めて1か月が経ちました。ホテルニューオータニでお茶のお稽古、どんな感じかな、とドキドキしながら30分も早く到着してしまいましたが、すでに準備が整っており、先生方は笑顔で迎えてくださいました。ホテルのバンケットルームに茶室が作られており、床の間は開講式の特別なしつらえとなっていました。私の参加している夜の部は受講者が8名、満員だそうです。毎回賑やかにお稽古が進んでいきます。

 初日は帛紗さばきのお稽古でした。はじめはもたもたしていましたがだんだん体が覚えていきます。新しく覚えることが多いので、頭をまっさらにする感じで、仕事のことや他のことを全く考えない新鮮な時間を過ごせます。後半にはお抹茶とお菓子もいただいて満足しました。

 そして、2回目は茶筅通し等、3回目は実際にお茶を点て、4回目でお点前を通しで稽古しました。うまく泡がたちません。茶筅で泡だてるのには、抹茶とお湯の量やお湯の温度など、いろいろな条件が整わないといけないようです。所作は美しく、そしておいしいお茶を入れられるようになりたいです。