レッスン風景

ホテルニューオータニ教室(日曜日)


レッスン風景6
7/2

 7月に入り、浴衣でのお稽古ができるようになりお茶室も「夏」の雰囲気となりました。更好棚のお点前は手順が増えて、頭と体がフル回転。加えてお道具の拝見もあり、亭主役も主客役も気が抜けません。

 お道具の拝見では、棗はお道具の中でも格が高いこと、蒔絵が施してあるのでベタベタ触らない、茶杓はお家元により櫂先の形が違う、等々ご指導頂きました。また、お香の拝見のこと、お茶事に出られるようになると更に楽しい事 等々お話を頂き、夜咄の茶事でろうそくの灯でお食事をしたりしてみたい!と目標ができました。

 そして本日から転入生をお迎えしたので記念に集合写真を小間で撮影しました。

7/9

 傘の花器に風船カズラがとても可愛らしい床の間です。そして、本日は葉蓋のお点前。

 どのように扱うのかなと思ったら、豪快にバリっと折り畳んで茎を刺して建水へ・・・ 予想外でした。

 お菓子は「多摩川」という名前の、本当に川の一部を切り取ったかのような美しく美味しいお菓子です。

 拝見での亭主と主客の問答を、「最初は定型で覚えましょう」と先生が仰ってくださり、「お棗のお形は?」「お塗りは?」「お茶杓のお作は?」の部分は定型ですが、「ご銘は?」の部分は皆さんそれぞれ季節を取り入れた素敵な銘を付けるようになり、それがまた楽しみとなりました。

7/23

 1週お休みを挟んでのお稽古で、立礼・小間に分かれて、拝見ありでした。

 手順を思い出す為に亭主の作法を見て練習していると、自分の半東の出番を忘れてしまいそうになりましたが、皆さんおしまいの声がけや拝見の問答がテンポ良く出来るようになってきました。

 そして本日は帛紗捌きを復習。たくさんのアドバイスを頂き、割り稽古の大切さを痛感致しました。

 加えて、柄杓で茶碗に注ぐ時の注意点をご指導頂きましたがうまく出来ず、練習に励みたいと思います。

7/30

 Bコースはお昼時なので丁度暑い時間なのですが、お稽古前にいつも、先生が霧吹きで茶花に水をかけて下さるので、お花も長持ちして、芙蓉の花に水滴がついている姿はとても涼しげでした。

 先週同様、拝見ありでの立礼・小間に分かれてのお稽古でしたが、9月のお茶会に向けて、先生からの「手順の囁き」が必要最小限に!
 手を動かしながら、頭では次の所作を思い出すので、手元が疎かになりがちでした。。。

 手順を思い出してくると、お道具を持つ位置、置く位置まで気を配れるようになり、お点前もグッと美しく引き締まります。
 そして、先生が「お上手」「優秀」 とオダテテ下さるので、お世辞とわかっていても嬉しくなってしまいます。
 8月もお盆のお休みを挟みますが、イメージトレーニングをして教えて頂いた事を忘れないようにしたいです。


レッスン風景5

 この日のお稽古では、生徒さんが半分にわかれて、お茶室と立礼でそれぞれ一連の流れを一人づつ実演しました。「亭主」「半東さん」「正客」の3役を持ち回りで全員が全役割を実演します。
 お茶を点てる一連の流れの中で前々回までのお教室で教わった帛紗捌き、柄杓の扱いの点に注意しながら進めます。
 今回私は立礼の回でした。立礼ではお茶室とは異なり、写真のように椅子に座ってお茶を点てます。
 写真の真ん中に座っているのが「亭主」、右側に座っているのが「半東さん」左側には先生がついてくださってます。

 一つ一つの所作は隣に先生がいてくださり、細かい仕草まで丁寧に教えてくださいます。

 自分が「亭主」「半東さん」「正客」どの役でもない時は、他の生徒さんの動作を真似して一連の流れや細かい所作を一緒に学ぶことができて復習になります。
 亭主がお茶を点ててくださっている間に正客の方はお茶菓子をいただき、お茶が半東さんにより手前に出されたら、お茶をいただきます。

 この日は、初夏のみずみずしさと新緑を思わせるお茶菓子でした。


レッスン風景4
第5回 5/14

 薄茶点前(立礼)でした。主客総礼をしてお稽古開始です。

 本日は一番に亭主となり、緊張と共にお稽古を開始したところ思うように手先が動かず、普段の生活でいかに手先に気を使っていないか痛感致しました。

 柄杓の扱いが新しく手順に入り、柄杓は神社で手と口を清める時にしか触れた事がなく、扱い方がとても新鮮でした。

本日のお稽古で教わった、
・水差しの蓋を三手で扱う
・柄杓は親指・人差し指・中指の3本で、柄の反対側から指が出ないように
・茶碗を回す時、右手親指は中心に
・運ぶ時は手を割ってしっかり支える 等々
手先の所作一つで美しさが劇的に変化するので、体でしっかり覚え頭で考えずにできるようになりたいです。

第6回 5/21

 本日の床の間の茶花は「山あじさいに花いかだ」と先生が教えて下さいました。拝見すると「花いかだ」はその名のとおり、お花が葉っぱのいかだに乗っているようで、とってもとっても可愛いお花でした。

 以前、「花は野にあるように」生けるのだと教わりましたが、野にある花がどんな姿で咲いているのか知らないな、まずはそこから始めなければ・・・と思います。

 今回も「立礼」での薄茶点前をお稽古しました。

 前回は手順通りに「こなす」のが精一杯でしたが、今回は所作をより美しくすること、音に気を配ること等もご指導頂きました。
 そして、お道具に関しても、蓋置・お釜・水差し等の形や絵についての説明も頂き、今まで道具としか見えなかったものが、お話を聞いた後はそれぞれ意味あるものに見えてきて急に親しみを覚えました。

 お稽古を始めてもうすぐ2ヶ月、お稽古の度に新しい発見があり発見の数だけ生活が豊かに楽しくなる気がして、通うのが楽しみです。  来週は和室のお稽古で、足の動かし方も入るので難しそうですが、それも楽しみとなってきました。


レッスン風景3
5月14日

 本日は盆略点前の練習です。開講からの1カ月間で学んだことの集大成となる回でした。亭主、半東(亭主の補助)、客と役割を交代しながら、ひとつひとつの所作を確認していきます。

 半東さん役の方が、お菓子を持ってきて下さっています。

 先生にご指導頂きつつ、わたしも御茶碗の清め方を復習しました。

 男性は帛紗なしで釜の蓋をあけるはずでしたが、想像以上に熱くて苦戦しました。

 なんとか一服のお茶をたてることができました!

 開講から1カ月、全くの初心者の私も少しずつお茶の世界が身近になってきました。引き続き、先生とクラスメートのみなさんと一緒に学んでいきたいと思います。


レッスン風景2
第4回

 今日は立礼4名と小間3名の二組に分かれて、盆略点前を一人ずつ先生に見て頂きました。

 毎回、先生のお着物姿や床の間のしつらえがとっても素敵なので、お稽古中につい見とれていたのですが、今回はその余裕がない位、亭主役や正客役の所作を見て動作の順番を思い出し、新しく加わった所作を覚えたりしました。

 いざ自分の番となると、思い通りに体が動かず、順番が頭から抜けたりと、先生が横でお手本を見せて一人ずつご指導下さるので安心なのですが、一連の動作の難しさを実感致しました。

 盆略点前は今回でおしまいで、来週からは薄茶となるので更に頑張らねば!
 そして、正座の時間も長くなり足がつらいのですが・・・
 避けては通れない道なので徐々に慣らして行きたいと思います。


レッスン風景1
第3回

 私達は女性8人のクラスです。
 お茶の経験がまったくなく、「初心者のための茶道教室」と銘打っているものの、わからない事だらけだったらどうしよう・・・と心配しながらの参加でしたが、帛紗(ふくさ)・扇子・懐紙等、使用するお道具のことを一から教えて下さり、杞憂となりました。
 初回、2回目と、先生がやさしく丁寧に根気強くお教え下さるので、みんなで安心して楽しくお稽古しております。

 今日は第3回目。
 お稽古に行くと、出席カードの判を押す棚にもお花が飾られていたので心が和み緊張が解けて、おもてなしの大切さを実感致しました。
 前半に割り稽古、後半は客の所作をお稽古しましたが、最初は前回も習った内容なのに覚えていない事だらけで焦ります。

 ですが、先生と一緒にお稽古すると、不思議と最後にはみんなで記憶を取り戻す事ができ、また習いたくなってしまいます。  先生から毎回、お軸やお花のお話を伺うのですが、おもてなしの心や、伝統文化・草花・香りから季節を味わう楽しさを教わる事ができ、お稽古の楽しみの一つとなりました。

 今日も「いちはつ」にまつわるお話、目にも美味しいお菓子とお茶を頂きながら英気を養いました。

 4月までは「炉」でしたが、次回5月からは「風炉」に替わるとのことで次回が楽しみです。


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