レッスン風景

イーグレひめじ教室


レッスン風景3

 今年は寒波の影響もあり寒い年明けとなりました。年が改まり1回目の茶道教室に参加しました。
 花は、つくばねや鶯神楽とおめでたいお花でした。

 短冊は「好雪片々不落別處(こうせつへんべんべっしょにおちず)」姫路にも雪が舞う寒い夜にはぴったりな言葉でした
 なんと美しい雪なんだ。天地一杯に満ちている。ふる雪のひとひらひとひらは、たまたまではなく、落ちるべきところに落ちているではないか。
 雪は空からひらひらとランダムに落ちてきますが、夜が明けてみると不思議と庭にまんべんなく降り積もっています。
 自分はどこに向かっているのだろう、自分は何のために生きているのだろう。人生にはだれしもがそんな風に迷ってしまう時期があります。しかし、私たちの人生は不思議とそれぞれがそれぞれのやるべき仕事や立場に落ち着くものです。将来のことをあれこれ心配せず、目の前にある自分がやるべきことに一生懸命取り組めば、自然と自分のふさわしい場所にたどり着けます。

 禅語の解釈はインターネットで調べましたが、私達がここに集いお茶と巡り合うことも偶然ではなく必然的な意味があるのだと思えました。
 お点前もだんだんと難しくなってきました。薄茶の棚点前を学んでいます。道具を水屋から運び出すばかりではなく、飾ったり水を注いだりします。扱い方も難しいですが頑張っています。


レッスン風景2

 霜月になりました。  暑い10月でしたが11月のお稽古のお軸は「開門落葉多」(門を開けば落葉多し)。朝起きて門を開いてみると、そこここに散るたくさんの落ち葉が。雨の音と思ったのは降りかかる落ち葉の音だったのだ。という風情あふれる言葉。
後半のお稽古では「聴雨寒更盡」(雨を聞いて寒更つく)。寒い夜更けに夜通し聞こえた雨の音に寒さが身に染みた一夜。
この2つの言葉は対句だそうです。

 お花も季節が移ろい、照葉の季節がやってきました。赤や黄色に葉が色づき、季節を身体で感じる事ができました。
 お稽古は盆略点前でした。
 割稽古で教えていただいた事がお盆の上でつながっていきます。お辞儀をした後にお道具を運ぶ事にも緊張したり、棗や茶杓を清めたり 一連の所作を流れるようにできず一苦労。次は何をするんだったかなと戸惑いながらも先生が、次は…とアドバイスくださり最初から最後まで無事に点前ができました。
 ひとつひとつ、また新しい事を習う事に喜びを感じることができ、お菓子にも目を向ける事ができるようになりました。お菓子からも四季を感じられ本物そっくりの柿に驚きました。

 12月には柄杓の扱い方を勉強するそうです。
 覚えれるのかなぁと不安もありますが 新しい事にチャレンジしていきます。


レッスン風景1

 10月14日水曜日いよいよ待ちに待っていた「初心者のための茶道教室」が開講されました。
 イーグレひめじの茶室「交洋庵」からは姫路のシンボル姫路城がライトアップされ輝いているのが見えました。

 夜の講座には6名が参加しました。コロナウイルスの対策の為、先生も私達生徒もしっかりマスクを着用してお稽古に挑みました。
 初めは帛紗や扇子、懐紙の使い方、お辞儀の仕方を習いました。お辞儀には「真・行・草」とあり、使い分けていくのだそうです。  10月は3回のお稽古がありました。2回3回とお稽古が進んでいくにつれて、帛紗の捌き方やお棗、茶杓の清め方など一つひとつが思った以上に難しく上手くいかない事もたくさんありましたがゆっくりと丁寧にご指導くださり、出来なかった事が一つひとつ出来る喜びを感じながらお稽古をしています。
 これからのお稽古も四季の移ろいを茶道を通して感じ、また楽しみながら参加できればと感じております。


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