レッスン風景

ANAクラウンプラザホテル神戸教室


レッスン風景6

 9月になり、吹く風に秋を感じる季節となりました。

 4月より始めた茶道のお稽古も今月で終わりを迎えます。春、夏、秋と季節の移り変わりを感じながらの半年間はあっという間でした。週一回のお稽古ですので、所作に戸惑うこともありましたが、先生が優しく気付かせてくださり、とても安心してお点前に向かうことが出来ました。初めの頃は、茶道具の名もわからず、お点前に随分時間がかかっていましたが、今ではお客様の様子を感じながらお点前を進められるまでになりました。

 主菓子は「なでしこ」です。見た目にも美しく、淡いピンク色が愛おしく感じます。一口いただくと中からやさしい餡の甘みが口いっぱいに広がります。

「すすき、桔梗、紫式部」花の色が鮮やかで可憐で、毎回茶室や教室内のお花を見るのがとても楽しみでありました。

 

 半年のお稽古を経て、入門、小習、茶箱の許状をいただきました。 ANAクラウンプラザホテルでの茶道のお稽古は今回で終わりとなりますが、受講者の皆さんや先生方と出会えたことで、私の人生は更に深まったように感じています。これからはそれぞれ先生方のお教室に通い茶の道を深めてまいります。皆様や先生方とお茶会等でお会いできることを楽しみに私も茶の道を究めていきたいと思います。


レッスン風景5

 8月になり暦では葉月、秋の訪れが近くなるといわれますが、日々気温が上がってまだまだ暑い毎日です。お稽古に行く度、先生方の素敵なお着物姿にしばし見とれてしまいます。暑い季節のお着物は色合いや質感などがとても爽やかでお稽古に涼をもたらしてくれているように感じます。

 4月から始まったお稽古も、来月で最終月となります。

私もいつか着物を着てお点前が出来るようあと数回のお稽古に励みたいと思います。

お道具に手が随分なじんできたように感じます。先生も温かく見守ってくださいます。夏はガラスの茶碗やこのような美しい平茶碗でお点前を楽しむことを教えていただきました。金糸の模様がとても重厚感があってお点前も気持ちが引き締まります。

 

生菓子は『 蓮の花 』

綺麗な花びらに囲まれた柔らかでほのかな甘みが口いっぱいに広がります。 

 

 夜のクラスのお稽古の様子です。みなさんとのお稽古もあと少しだと思うと寂しいです。


レッスン風景4

 文月(7月)となり太陽の光が眩しくもうすぐ夏の季節を迎えようとしています。

 神戸の教室はホテルの一室にて行われています。静寂のなかで、お茶を一服いただいて、日々の慌ただしさをしばし忘れる、そんな時間がとても好きになりました。お稽古の内容も週が変わるごとに少しずつ形が変わっていきます。なかなか覚えられないこともありますが、先生方がやさしく教えて下さるので安心してお稽古にむかうことができます。

 七夕のお飾りです。願い事が叶いますように。花は「祇園守」とすっと伸びた「ヒメガマ」がとても美しいです。

  薄茶点前は更好棚を使って行います。丸卓でのお稽古も行いました。青い色が爽やかな「あまのがわ」やきれいな干菓子もいただきました。


レッスン風景3

 梅雨本番となり、雨上がりの空に大きな虹がかかり、自然の美しさを感じるこの頃です。薄茶点前も稽古を重ねるごとに、先生や皆さんとお会いすることが楽しみになってきました。少しずつではありますが薄茶点前が出来るようになってきました。 

 お稽古の一つの楽しみであるお菓子をいただきます。とても可愛く、お味もやさしい甘みがあってこの後のお点前のお茶のほのかな苦みが心地よく感じます。「ひめさゆり」は花びらが特徴的な見た目にも美しいお菓子です。いつも先生方が季節にあったお菓子を一つ一つこのように用意してくださいます。手の添え方、お箸の使い方など、毎回丁寧に見てくださいます。懐紙の上にお菓子を載せていただきます。このような、いただき方の作法が学べるのも茶道ならではです。

「なでしこ」

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」とてもエレガントな一輪です。こんな存在感のある女性になりたいものです。
「みずひきろう がくあじさい なつつばき」今日も床の間を美しく彩るお花です。夏椿は白のつぼみが緑の葉からそっと顔をのぞかせて可憐な一輪です。

 

 お茶杓です。このような桐箱に入って、作者、名前(銘)などが書かれています。お点前(で点てていただいたお茶)をいただく時、お茶碗を拝見するのですが、最後にお棗、お茶杓も拝見します。お道具の名前(銘)や作者名も尋ねます。


レッスン風景2 

 空の青さと太陽に照らされた新緑が美しく、爽やかな季節となりました。
 5月のゴールデンウイークを終え、久しぶりのお稽古に少しドキドキしていましたが、先生方や受講者の皆さんにお会いすると心が和み、落ち着いてお点前に向かうことができました。床の間のお花が凛として美しく、しばらく見入ってしまうほどでした。菖蒲がすっと伸びて、お点前する前の緊張した気持ちが定まります。

 

 盆略点前の準備も先生に確認いただきながらお道具を整えていきます。お道具の位置などにも心を配りながら、気持ちも整えていきます。茶筅の持ち方、手の添え方などいつも優しく先生方が教えてくださるので一つ一つ確認して覚えることができます。お菓子の花菖蒲もとても美しく、菓子皿のつばめと相まって5月の爽やかな季節を感じます。

 



レッスン風景1

 日本の文化を知ることが、未来を担う子どもたちに必要ではないか、子どもたちに日本文化を伝える機会を持ちたいとの思いから、まず自分が茶の心を身に着けようと受講を決めました。初回は6名の受講者でお稽古がスタートしました。

 掛け軸についてお話しいただき、 『日新又日新』の言葉のように、毎回新たな気持ちでお稽古に臨みたいと思いました。また、この日は千玄室大宗匠の百歳のお誕生日にあたり、花入にはお祝いにと紅白の椿が入りました。

 

 襖の開け方、お部屋への入り方などの所作も教えていただきました。お辞儀は真・行・草があり、左右の方への心づかいなど人としての大切な心にも気づきがありました。

 初めてのお点前は、泡をたてることにばかり気持ちが向いてしまいましたが、自分で点てたお茶の味は格別でした。お菓子は「山吹」の銘通り、綺麗な色で見た目もお味もとても優しく癒されました。

 初めてのお稽古でしたが、和やかな雰囲気で充実した時間を過ごすことができました。茶道を通して新しい世界が広がりそうで、来週のお稽古が楽しみです。