千 玄室大宗匠 NHK文化センター創立45周年にて講演

講演会

 令和6年10月10日(木)、名古屋市にあるNHK文化センター名古屋教室において、NHK文化センター創立45周年記念講演会が開催され、千 玄室大宗匠が「茶とともに生きる」と題して講演をされました。
 NHK文化センターは昭和53年、NHK放送番組のノウハウを生かしたカルチャーセンターとして創立され、翌年4月に東京都の南青山に最初の教室を開講し、塩月弥栄子様をはじめ宗家の親族方が講師を務めてこられました。大宗匠も全国各地の同文化センター教室で講演をされています。
 登壇された大宗匠は、お茶の歴史を振り返り、茶の湯の心のありようについて「お茶室では主客が交わり、心を一つにする空間です。互いを謙虚な気持ちにさせる茶の道を知れば、身近な諍いや世界中の争いごとをなくすことができます」と説かれました。

 講演の前後には同センター名古屋教室担当講師を務める林之下宗典氏(愛知第三支部常任幹事)による呈茶席が設けられ、参加者に一碗が呈されました。