千 玄室大宗匠 日本臨床内科医学会にて講演
令和6年9月15日(日)・16日(月・祝)の2日間、国立京都国際会館にて第37回日本臨床内科医学会が「新時代の臨床内科医像をもとめて」をメインテーマに掲げて開催され、初日、千 玄室大宗匠が「お茶の道」と題して基調講演をされました。京都での同医学会は1987年に第1回を開催して以来、37年ぶりとなります。
登壇された大宗匠は、本学会会長を務める西村俊一郎氏(京都内科医会会長)の父君と国際ロータリーで旧知の仲だったことや、茶の湯を嗜む医療従事者が多いことを端緒に「医療は身体を癒しますが、亭主が心を込めて差し上げるお茶は客の心も癒します」と茶の湯の効用について触れられました。締めくくりとして「お茶を差し出された時にはその心を汲み、出された正面を避けてください。半歩下がり、己を省み、謙虚になることを知っていただきたい」と茶の道の心のありようを説かれました。