千 玄室大宗匠 別府市制100周年記念行事にて講演

講演会

 

 令和6年8月19日(月)、大分県別府市にある別府市公会堂において、千 玄室大宗匠が「平和を使わなくてよい平和」と題して講演をされました。これは、別府市制100周年記念行事として別府市教育委員会などが主催する「平和を考える市民の広場」事業の一環として行われたものです。同事業は、真の平和な世界の実現を目指し、市民ひとりひとりの意識を高めることを目的として実施されており、戦争経験者として今なお平和のための活動を続ける大宗匠に講演の依頼が寄せられました。
 岩田弘別府市副市長の開会挨拶に続いて登壇された大宗匠は、自身の戦争体験を端緒に、「平和、平和と口々に言っているだけでは、真の平和にはなりません。お茶によって譲り合う心や、相手を思いやる心を皆が養い、争いのない世界になるよう願っております」と結ばれました。