千 宗室家元「北條氏ゆかりの戦国武将サミット」で講演

講演会

令和6年5月12日(日)、小田原市の石垣山一夜城において「北條氏ゆかりの戦国武将サミット」(同実行委員会・公益社団法人小田原青年会議所共催)が開催され、千 宗室家元が講演をされました。同サミットは、「小田原北條五代祭り」が本年60回を迎えることから、その記念事業として始めて開催されたもの。

会場となった石垣山一夜城は、豊臣秀吉が大群を率いて北條氏を攻める際、元々「笠懸山」と呼ばれていた山中に総石垣の城を築き、一夜のうちに周囲の樹木が伐採されたことからこの名があります。秀吉はこの城に千 利休を呼び茶会を開いたと伝わっています。

二の丸(馬屋曲輪)の特設ステージに登壇された家元は、小田原での利休居士の足跡とともに、この地で最期を迎えた山上宗二の残した『山上宗二記』について触れられ、利休居士の言葉「一期ニ一度之参会之様ニ」が「一期一会」として今に伝わることを分かりやすく説明されました。

講演後には淡交会小田原支部(飯沼寛雄支部長)・小田原青年部(河合理恵部長)・小田原青年会議所茶道同好会小田原青松会(松賀夏樹JC 理事長・青松会会長)合同による茶席が設けられました。