千 玄室大宗匠 立命館大学にて講義

講演会

―夏集中科目「茶道文化演習(L)」開講―

 令和4年9月12日(月)から16日(金)まで、立命館大学の夏集中科目「茶道文化演習(L)」が開講。14日(水)には同大学客員教授を務める千 玄室大宗匠が衣笠キャンパス(京都市北区)において、万全の感染防止対策のもと特別講義をされました。 

 大宗匠は、現今の世界情勢や自身の戦争体験に触れながら「お茶をいただく際には差別、区別がなく皆が平等です。“情”をもってお互いにお茶を捧げあうことが、幸せを見つけていく道につながります」と語りかけ、受講生と同大学茶道研究会の学生は真摯に耳を傾けていました。続いて筒井紘一茶道資料館顧問による茶道の歴史についての講義がありました。 

 講義期間中には茶道会館、裏千家学園を会場として、町田宗隆今日庵業躰による実技講習、筒井顧問と橘倫子茶道資料館特任学芸員による講義も行われました。