千 玄室大宗匠 京都大学ELPにて講義

講演会

 令和5年6月24日(土)、京都大学構内の橘会館(旧帝国大学総長官舎)において、同大大学院特任教授を務める千 玄室大宗匠が講義をされました。

 エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム(ELP)は、社会人を対象としたオムニバス方式の教養講座です。同大学の教授陣をはじめ、様々な分野の専門家や研究者が講師を務めます。大宗匠は、平成27年に同プログラムが開設されて以来、毎年講義を担当されています。

 大宗匠は、自身の過酷な戦争体験や、戦後の復興を支えた財界人との交流など、様々な話を通して、大きな世界観を持つことの大切さを語られました。そして、「皆さんには、日本の経済・産業の発展のため、文化と一緒になって世界へ羽ばたいていってほしい」と訴えかけ、そのために「一盌のお茶を通して和敬清寂の心を養っていただきたい」と締めくくられました。

 また、講義に続き同会館の和室において、倉斗宗覚 今日庵業躰の解説による茶道デモンストレーションが行われました。