千 玄室大宗匠 京大大学院 総合生存学館セミナーにて講義

講演会

 令和5年6月3日(土)、京都大学大学院 総合生存学館(思修館)の産官連携特別セミナー「熟議」が茶道会館で行われ、同大学院特任教授を務める千 玄室大宗匠が講義をされました。

 総合生存学館は、グローバル人材の育成を目指して平成25年より設置された5年一貫制の博士課程大学院です。1~2年次科目の一つである「熟議」では、さまざまな分野の研究者やトップリーダーを講師に迎え、講義やディスカッションが行われます。

 講義は心花の間で行われ、留学生を含む9名の学生が対面で受講。大宗匠は、情けを重んじる日本文化の特徴と、いたわりの心を育む茶道の精神について、さまざまな例を挙げながら説明され、「一盌のお茶から争いのない和やかな世界をつくっていただきたい」と締めくくられました。

 また、講義に続いて、倉斗宗覚 今日庵業躰の解説による茶道デモンストレーションが鵬雲の間で行われました。

デモンストレーション
茶壺と茶葉についての説明