令和4年6月26日(日)、宮崎県の日向市文化交流センターにおいて、大正大学鴨台会南九州支部主催『大正大学公開講座』が開催され、千 玄室大宗匠が「一盌のお茶 和の心」と題して講演をされました。
 大正大学の同窓会組織である大正大学鴨台会は、会報の発行や講演会などを通じて会員相互の親睦を図ると共に、各支部主催で会員と地元の方々を対象とした公開講座も開催しています。
 式典、回向(えこう)・法楽の後、野中玄雄 鴨台会南九州支部長（淡交会宮崎支部副支部長）が大宗匠のプロフィールをご紹介。登壇された大宗匠は、自らの過酷な戦争体験を語られ、「お互いが敬い合い、半歩下がる心構えを持てば、争いごとは起きません。ご先祖から受け継いできた命を大切に、奉仕の心をもって、和やかな世の中を築き上げましょう」と結ばれました。

講演会に先立ち、淡交会宮崎支部並びに延岡茶道連盟による茶席が設けられ、万全の新型コロナウイルス感染予防対策が講じられた中で参加者に一碗が呈されました。