筥崎宮献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和7年4月23日(水)、福岡市の筥崎宮において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 日本三大八幡宮の一つである同宮は、延長元年(923)、宇佐神宮(大分県)の分霊を勧請し、醍醐天皇の勅願で創建されたと伝わります。応神天皇、神功皇后、玉依姫命をお祀りし、厄除・勝運の神として古くから信仰を集めてきました。また、本殿脇にある千利休奉納の石燈籠は、本殿・拝殿、楼門、一之鳥居と同じく国の重要文化財に指定されています。

 午前10時、若宗匠は拝殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、筥崎宮儀式殿に淡交会博多支部(石原 進支部長)の光石宗榮氏(常任幹事)担当の濃茶席、福岡茶道会館2階に堀内宗栄氏(副幹事長)・小野宗洋氏(常任幹事)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

濃席(光石宗榮氏担当)
薄茶席(堀内宗栄氏・小野宗洋氏担当)

 なお、前日には九州地区(石原 進地区長)主催の懇親会が開催されました。