真宗大谷派難波別院献茶式
― 千 宗室家元奉仕 ―
令和7年4月17日(木)、大阪市中央区の真宗大谷派難波別院において宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要に伴う讃仰行事の一環として、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。

「南御堂」の別名で知られる同寺は、文禄4年(1595)、本願寺第十二代・教如上人が大坂渡辺(現在の大阪市中央区道修町1丁目付近)に大谷本願寺を建立したことに始まります。それから2年後、豊臣秀吉による大阪城の拡張と城下の町制改革などのため、現在の地に移転されました。
慶長7年(1602)、徳川家康の寄進を受けて教如上人が京都に寺基を移し、東本願寺を開きました。その後も大谷本願寺は「難波別院」として、大阪における中心的な念仏道場の役割を担ってきました。
午前10時、家元は本堂に入り、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げられました。

献茶式に際して、同朋会館1階講堂に淡交会大阪東支部(立野純三支部長)担当の本席、2階研修室に同青年部・大阪大谷大学茶道部担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

