湯島天満宮献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和7年4月17日(木)、東京都文京区の湯島天満宮において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 社伝によると、同宮は雄略天皇2年(458)の創建で、天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)をご祭神としてお祀りしています。その後、南北朝時代の正平10年(1355)、菅原道真公が合祀されて以降「湯島天神」の名で知られるようになりました。江戸時代には幕府の崇敬も篤く、多くの学者や文人墨客が参詣し、今日でも学業成就・合格祈願の社として信仰を集めています。

 午前10時、若宗匠は本殿に入り、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、参集殿2階に淡交会東京第二西支部(後藤忠治支部長)の池田朝彦氏(副支部長)・熊谷俊範氏(副支部長)担当の濃茶席、同館1階に加藤宗裕氏(参与)担当の薄茶席、回廊に同支部学校茶道連絡協議会・青年部担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

濃茶席(池田朝彦氏・熊谷俊範氏担当)
薄茶席(加藤宗裕氏担当)
立礼席(東京第二西学校茶道連絡協議会・青年部担当)