中宮寺献茶式
― 千 宗史若宗匠奉仕 ―
令和7年4月12日(土)、奈良県生駒郡の中宮寺において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

法隆寺東伽藍夢殿に隣接する同寺は、聖徳宗の尼寺です。厩戸王(聖徳太子)の母・穴穂部間人皇后により創建されたと伝わり、古くから尼門跡寺院として知られています。ご本尊の伝如意輪観音菩薩半跏像は飛鳥彫刻の最高傑作とされ、国宝に指定されています。
午前10時、若宗匠は本堂に入り、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げられました。

献茶式に際して、本殿奥御殿に今日庵担当の本席、本殿広間に中宮寺御流香輪会担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

