生國魂神社献茶式
― 千 宗室家元奉仕 ―
令和6年10月28日(月)、大阪市天王寺区の生國魂神社において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
同社は、神武天皇が即位される前、国土の神である生島大神・足島大神が現在の大阪城付近にお祀されたことに由来します。その後、天正13年(1585)、豊臣秀吉による大坂城築城に伴い、現在の地に遷座されました。「生國魂造」と称される本殿は、正面の屋根に千鳥破風、すがり唐破風、千鳥破風の三つの破風を据えており、桃山時代の独特な建築様式を今に伝えています。
午前10時、家元は本殿前に設けられた点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。
献茶式に際して、澄心軒に淡交会大阪南支部(廣田元孝支部長)担当の本席、玉秀庵に同青年部担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。