身延山久遠寺献茶式

献茶式

― 千 玄室大宗匠奉仕 ―

 令和6年10月27日(日)、山梨県の日蓮宗大本山身延山久遠寺において千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 身延山久遠寺は文永11年(1274)に日蓮聖人が南部実長公の招きにより山中に庵を構えたことより始まり、「いずくにて死に候とも墓をば身延の沢にせさせ候べく候」という遺言のとおり、日蓮聖人の遺骨は身延山に奉ぜられ祀られています。

 大宗匠は、午前10時、導師の持田日勇法主猊下をはじめ僧侶の先導により本堂に入られ着座、濃茶・薄茶の二盌を謹呈されました。

 献茶式に際し、新客殿に鶴田宗慶氏(山梨支部参与・名誉師範)担当の濃茶席、新書院に山梨支部(髙野孫左ヱ門支部長)担当の立礼席、旧書院に身延山玄妙会の薄茶席が設けられ、参列者約660名は心尽くしの一碗を服されました。

濃茶席(鶴田宗慶氏)
立礼席(山梨支部)
薄茶席(身延山玄妙会)

 また、前夕(26日)、甲府記念日ホテルにて山梨支部主催の懇親会が催されました。
最初に髙野支部長の歓迎の挨拶、大宗匠の挨拶の後、上原勇七副支部長により大村智氏(山梨大学名誉教授・ノーベル生理学・医学賞受賞)など来賓が紹介されました。その後、古屋俊仁副支部長の乾杯の発声にて開宴し、参加者は大宗匠を囲んで和やかなひとときを過ごし、地域交流と懇親を深め、山田一功副支部長の挨拶により懇親会は閉会しました。

髙野支部長
上原副支部長
古屋副支部長
山田副支部長