正眼寺献茶式
― 千 玄室大宗匠奉仕 ―
令和6年10月12日(土)、岐阜県美濃加茂市の正眼寺において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
臨済宗妙心寺派の同寺は、妙心寺開祖の関山慧玄(無相大師)が「悟後の修行」をした跡地に万治元年(1658)に創建されました。
住職を務めた後に1964年より妙心寺派管長となった梶浦逸外老師は、後藤瑞巌老師没後の大宗匠の参禅の師です。同じく住職を務めた谷 耕月老師は大宗匠と共に逸外老師のもとで参禅しました。
同寺では例年10月12日に開山忌が営まれており、これに合わせてこのたびの献茶式が執り行われました。
午前10時、大宗匠は本堂に入り、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、開山無相大師に捧げられました。
献茶式に際して、春照庵に淡交会岐阜支部(辻 正名誉支部長、大松利幸支部長)担当の呈茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。