信貴山朝護孫子寺献茶式
― 千 宗室家元奉仕 ―
令和4年10月2日(日)、奈良県生駒郡平群(へぐり)町の信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。

同寺は、聖徳太子が寅年(582)の寅の日、寅の刻にこの山で毘沙門天王に祈願して、世の中の平和を取り戻し、太子自ら刻まれた毘沙門天王像を守護本尊としたことが始まりとされ、「信貴山(信ずべき貴ぶべき山)」と名付けられました。このたびの献茶式はこの故事に因み、寅年記念の行事として厳修されました。

午前 10 時、家元は本堂に進まれ、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げられました。
献茶式に際して、成福院に今日庵担当の濃茶席、玉蔵院に奈良支部(筒井寛昭支部長)担当の薄茶席、千手院に「堀川宗敬の会」担当の立礼席が設けられました。


