鎌倉大仏献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和6年5月18日(土)、神奈川県鎌倉市の高徳院において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 同院は、正式には大異山高徳院清浄泉寺と称し、法然上人を開祖とする浄土宗の仏教寺院です。ご本尊の銅造阿弥陀如来坐像は国宝に指定されており、「鎌倉大仏」の名で広く親しまれています。鎌倉時代中期に建立された大仏は当初、大仏殿の中に安置されていましたが、度重なる自然災害により大仏殿が倒壊し、室町時代の末には露坐となりました。

 午前10時、若宗匠は阿弥陀如来坐像の前に設けられた点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、捧げられました。

 献茶式に際して、本殿に公益社団法人鎌倉青年会議所担当の本席、淡交会鎌倉支部(上野 孝支部長)と同青年部担当の薄茶席、回廊に鎌倉女子大学・鎌倉高等学校・七里ガ浜高等学校の茶道部担当の立礼席、受付前方広場にこばとナーサリー担当の野点席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

本席(鎌倉青年会議所担当)
薄茶席(鎌倉支部・青年部担当)
立礼席(鎌倉女子大学・鎌倉高等学校・七里ガ浜高等学校担当)
野点席(こばとナーサリー担当)