春日大社献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和6年5月10日(金)、奈良市の春日大社において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 社伝によると同社は、称徳天皇の勅命により神護景雲2年(768)に創建されました。鹿島神宮(茨城県)から武甕槌命(たけみかづちのみこと)、香取神宮(千葉県)から経津主命(ふつぬしのみこと)、枚岡神社(大阪府)から天児屋根命(あめのこやねのみこと)比売神(ひめがみ)が迎えられ、合祀されています。日本三大勅祭の1つに数えられる例祭「春日祭」は1200年以上続いており、国家・国民の安泰を祈る御祭文が勅使により奏上されます。

 午前10時、若宗匠は幣殿に進み、点前座に着座。ご神水にて濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、感謝共生の館に淡交会奈良支部(筒井寛昭支部長)担当の拝服席と立礼席が、桂昌殿に辰田宗伊氏(同支部元副幹事長)担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

副席(辰田宗伊氏担当)
立礼席(奈良支部担当)
拝服席(奈良支部担当)