筥崎宮献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和6年4月23日(火)、福岡市の筥崎宮において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 同宮は「筥崎八幡宮」とも称され、宇佐神宮(大分県)、石清水八幡宮(京都府)とともに日本三大八幡宮に数えられます。応神天皇を主祭神として、神功皇后、玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしています。
 九州を平定した豊臣秀吉が、天正15年(1587)にこの地で箱崎大茶会を催した際、利休居士が随行しました。本殿脇に建つ石燈篭は、利休居士が寄進したと伝えられています。

 午前10時、若宗匠は拝殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、筥崎宮儀式殿に淡交会博多支部(石原 進支部長)の是澤宗恵氏(副幹事長)担当の濃茶席、福岡茶道会館2階に福岡支部(佐々木健一支部長)の古賀宗公氏(幹事長)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

濃茶席(是澤宗恵氏担当)
薄茶席(古賀宗公氏担当)

 なお、前日には九州地区(石原 進地区長)主催の懇親会が開催されました。