川崎大師献茶式

献茶式

― 千 宗史若宗匠奉仕 ―

 令和6年4月14日(日)、神奈川県川崎市の金剛山金乗院平間寺(へいけんじ)において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 「川崎大師」の名で知られる同寺は、真言宗智山派の関東三大本山の一つです。平安時代末、厄年の平間兼乗(ひらまかねのり)が夢のお告げに従い、海中より弘法大師像を引き揚げ、供養を続けたところ、自身の厄が払われました。その後、兼乗はその弘法大師像を高野山の尊賢上人と共にご本尊として同寺を建立しました。この由緒により皇室から篤く信仰され、また徳川十一代将軍家斉の厄除け祈願参拝がなされると、江戸庶民の間でも「厄除けのお大師さま」として広く親しまれるようになりました。

 午前10時、若宗匠は大本堂に入り、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げられました。

 献茶式に際して、中書院に平間寺茶道教室担当の濃茶席、金剛閣3階に淡交会川崎支部(斎藤文夫名誉支部長、加藤哲郎支部長)担当の薄茶席、信徒会館3階に川崎青年会議所と川崎青年部担当の薄茶席、御護摩受付所に同学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

濃茶席(平間寺茶道教室担当)
薄茶席(川崎支部担当)
薄茶席(川崎青年会議所担当)
薄茶席(川崎青年部担当)
立礼席(川崎学校茶道連絡協議会)