湯島天満宮献茶式

献茶式

―千 宗史若宗匠奉仕―

 令和6年4月9日(火)、東京都文京区の湯島天満宮において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。

 同宮は雄略天皇2年(458)、勅命により天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を奉斎したことに始まるとされています。南北朝時代には、郷民の声によって菅原道真公が勧請、合祀されました。江戸城に入った徳川家康公が朱印地を寄進するなどして厚く崇敬して以来、同宮は江戸(東京)における天神信仰の中心となりました。現在でも学問の神として親しまれ、受験シーズンには多くの参拝者で賑わいます。

 午前10時、若宗匠は本殿に進み、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。

 献茶式に際して、参集殿2階に淡交会東京第一東支部(押見守康支部長・湯島天満宮宮司)の河合 洋氏(同支部副支部長)担当の濃茶席、同館1階に小松宗岫氏(同支部副幹事長)担当の薄茶席、回廊に同青年部担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

濃茶席(河合 洋氏担当)
薄茶席(小松宗岫氏担当)
立礼席(同青年部担当)