鶴岡八幡宮献茶式

献茶式

―千 宗史若宗匠奉仕―

 令和5年10月19日(木)、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮において、千 宗史若宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。


 応神天皇、神功皇后、比売神(ひめがみ)をご祭神とする同宮は、源 頼義が源氏の氏神である京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺に勧請したことに始まります。その後、治承4年(1180)、源 頼朝公が幕府の拠点を鎌倉の地に構え、同宮を現在の地に還し、篤く崇敬しました。また、頼朝公が天下泰平を祈願し文治3年(1187)から始めた流鏑馬神事は、同宮の最も格式ある祭事として現在まで受け継がれています。

 午前10 時、若宗匠は本宮に入り、点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神に捧げられました。


 献茶式に際して、洒心亭に田路宗恵氏(淡交会鎌倉支部)担当の副席、常陸席に池 宗恵氏(同支部)担当の副席、直会殿に鎌倉学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。

副席(田路宗恵氏担当)
副席(池 宗恵氏担当)
立礼席(鎌倉学校茶道連絡協議会担当)